新しいユーザー フィードバック フォームで検索の質に関する問題を報告する

2023 年 6 月 14 日(水曜日)

2022 年 10 月に検索の基本事項をリリースし、ユーザーを保護しながら質の高い検索結果を表示するために、Google が遵守しているポリシーと実践方法について明確化しました。Google のポリシーに違反しているサイトは、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなかったりします。にもかかわらず、Google のスパムに関するポリシーに違反していると思われる結果が表示された場合には、改善された検索の質に関するユーザー レポートを使って、Google までお知らせください。ユーザー フィードバックは、自動スパム検出システムでは網羅できていない部分を特定するうえで役に立つと同時に、ランキングのアルゴリズム改善にも活用されます。この記事では、新しいフォームの機能の一部について説明します。

スパム以外も対象

ランキングを人為的に操作するさまざまな手口は、Google の検索結果の質とユーザー エクスペリエンスを低下させかねません。このような操作は従来のスパムの範疇を超えています。非常に質の低いサイトもあれば、ユーザーにとって有害な偽のサイトもあります。収集するユーザー フィードバックの範囲を拡大しているのはそのためです。今回、スパム、有料リンク、悪意ある動作、質の低いサイト、検索の質に関するその他の問題をすべてまとめて、単一の改善されたフォームで報告できるようにしました。また、一括送信機能も追加し、同じポリシー違反をしているページについて、最大 5 ページまでまとめて報告できるようにしています。

検索の質に関するユーザー レポート フォームでは、報告する問題のカテゴリを選択できます。

迷ったときはスパムに関するポリシーを参照する

Google は、アルゴリズムを改善するための実用的なフィードバックを求めています。そのため、フィードバック フォームを細かく設定し、報告対象の問題のカテゴリとサブカテゴリを選択できるようにしました。1 回の報告で選べる問題のメインカテゴリは 1 つのみですが、次のステップでそのカテゴリ内の問題のタイプを複数選択して報告できます。

適切なカテゴリを選択できるよう、質に関するさまざまな問題を説明したヘルプページにフォームからリンクしています。また、スパムに関するポリシーも参照できます。報告対象のページに複数のカテゴリのさまざまな問題が存在していると思われる場合は、同じページに関して別のカテゴリを選択して再度フォームを送信できます。ただし、システムではスパムを防ぐために、同じユーザーから送信された同一のレポートは無視されます。

レポートには、スパムに関するポリシーの詳細を確認できるリンクが記載されています。

どのカテゴリを選択すればよいかわからない場合は、「わからない」を選択してください。フォームには任意のコメント セクションもあり、報告対象の問題の詳細について記載できます。

控えとして送られる確認メールのシンプル化

Google にとって重要な情報の一部は、ユーザーの皆様から報告されたもので、送っていただいたレポートに感謝しています。レポートを送信すると、確認メールが届きます。そのメールには、質に関するポリシーを説明した外部リソースと、個別のサポートが受けられるフォーラムへのヘルプリンクが記載されています。

Google は、質と関連性の高い検索結果の表示に努めており、いただいたフィードバックは真摯に受け止めています。新しいフォームによって、検索結果の質に関する問題をできる限り簡単に報告できるようになることを願っております。検索におけるその他のウェブ動作に関して懸念がある場合には、該当のチームに別のフィードバック方法で報告していただけます。それによりタイムリーな問題解決につながります。