2020 年 3 月 17 日(火曜日)
世界各地における COVID-19 の現状を踏まえ、多くのイベントでキャンセル、延期、オンライン形式のみへの移行といった措置がとられつつあります。Google は、この急速に変化する状況下ではユーザーに最新かつ正確なイベント情報を提供することが重要と考え、そのための新しいオプション プロパティをいくつかデベロッパー向けドキュメントに追加しました。これらのプロパティはすべての地域と言語に適用されます。これは、サイト運営者とユーザーをサポートするためのスキーマ アップデートの総合的な取り組みの一環です。ここでは、イベントの最新情報を Google に通知するための重要なヒントをご紹介します。
イベントのステータスを更新する
特にイベントがキャンセル、延期、スケジュール変更された場合は、schema.org の eventStatus
プロパティにイベントのステータスを設定します。この情報が有用なのは、これにより、Google のイベント検索結果にイベントがまったく表示されなくなるのではなく、イベントの現在のステータスが表示されるようになるためです。
-
イベントがキャンセルされた場合
eventStatus
プロパティをEventCancelled
に設定し、イベントのstartDate
プロパティは元の日付のままにします。 -
イベントが延期(日付未定)された場合: 日付が決まるまでイベントの
startDate
を元の日付のままにし、eventStatus
をEventPostponed
に更新します。startDate
プロパティは一意のイベントの識別に使用されるため、新たな日付が決定するまでstartDate
を元の日付にしておく必要があります。新しい日付が判明したら、eventStatus
をEventRescheduled
に変更し、startDate
とendDate
を新しい日付情報で更新します。 -
イベントが後日にスケジュール変更された場合:
startDate
とendDate
をそれぞれ変更後の日付に更新します。必要に応じて、eventStatus
フィールドをEventRescheduled
としてマークし、previousStartDate
を追加することもできます。 -
イベントが対面形式からオンライン形式のみに変更された場合: 必要に応じて、
eventStatus
フィールドをEventMovedOnline
に更新することで、オンライン形式に変更されたことを示します。
eventStatus
プロパティの実装方法の詳細については、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
イベントがオンラインのみであることを示す
多くのイベントがオンライン形式のみに移行される中、Google はその情報を Google 検索で確認できるようにするため、積極的な取り組みを行っています。イベントがオンライン形式でのみ行われる場合は、必ず次のプロパティを使用してください。
-
location プロパティを
VirtualLocation
タイプに設定します。 -
eventAttendanceMode
プロパティをOnlineEventAttendanceMode
に設定します。
VirtualLocation
タイプの実装方法の詳細については、デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
イベントの変更時に Google に通知する
マークアップを変更したら、必ず Google に通知してください。サーバーを介して自動的にサイトマップを利用できるようにすることをおすすめします。更新された新しいコンテンツをできるだけ早く検索エンジンでハイライト表示させるには、これが最善の方法です。
ご質問がありましたら、ウェブマスター フォーラムまたは Twitter でお問い合わせください。