Google 検索結果ページを簡素化

2025 年 6 月 12 日

Google 検索の検索結果ページを簡素化するための継続的な取り組みの一環として Google 検索におけるいくつかの構造化データ機能のサポートを段階的に終了します。Google では、ユーザーおよびウェブサイトの所有者にとっての検索機能の有用性を常に見直しています。

以下の特定の構造化データタイプを段階的に終了する理由は、Google の分析によると一般的に Google 検索で使用されておらず、ユーザーにとって特定の表示方法がもたらす付加価値が小さくなったと判断したためです。これらの機能を廃止することにより、検索結果ページは簡潔になり、もっと便利で広く使用されるその他のエクスペリエンスに注力できます。

今回のアップデートは、ページの検索順位に影響を与えません。この簡素化により、一部の検索結果において、これらの使用頻度の低いマークアップがサポートする特定の視覚効果は表示されなくなり、より簡潔な表示になります。Google 検索(および Google 検索に基づく機能)以外で使用しているこれらの構造化データタイプには影響しません。

以下の構造化データタイプは Google 検索結果のサポート対象外となり、今後数週間から数か月で段階的に終了します。

構造化データは、ウェブサイトの所有者がコンテンツを記述し、便利な検索機能を利用可能にするための有効な手段となります。Google は、利用者の少ない表示方法を廃止する一方で、ユーザーがアクセスするコンテンツを評価する際に役立つさまざまな構造化データを積極的にサポートし続けます。

今回の変更により、すべての人にとって検索結果ページがさらにわかりやすく的確なものになることを願っています。ユーザーとウェブサイトの所有者に対して最善のエクスペリエンスを提供するために、検索結果ページを簡素化する方法をこれからも模索し続け、これに伴う更新情報を共有していきます。ご不明な点や気になる点がございましたら、Google 検索セントラル コミュニティまたは LinkedIn でお問い合わせください。


更新

2025 年 9 月 8 日の更新

Search Console では、コース情報、主張の審査、給与推定額、学習用動画、特別なお知らせ、車両リスティングが検索結果に段階的に表示されなくなることに伴い、これらの構造化データタイプのサポートを終了します。9 月 9 日より、これらのタイプは Search Console のリッチリザルト レポート、リッチリザルト テスト、「検索での見え方」フィルタのリスト(該当する場合)から削除されます。Search Console API は 2025 年 12 月まで引き続き、これらのタイプをサポートします。

一括データのエクスポートをお使いの場合、サポートが終了した「検索での見え方」の項目は 2025 年 10 月 1 日までに NULL と表示されるようになりますので、ご注意ください。クエリに条件が含まれている場合は、更新が必要となる場合があります。

たとえば、次のクエリでは、「検索での見え方」の項目のサポートが終了する可能性について考慮されていないため、更新が必要となります。

SELECT data_date, SUM(clicks) FROM `myproject.searchconsole.searchdata_url_impressions`

WHERE data_date > DATE('2025-09-01') AND NOT is_learning_videos -- skips rows where is_learning_videos is NULL

GROUP BY 1;

代わりに、IS 演算子を使用して、「検索での見え方」の項目が NULL と表示されるようになった場合でも引き続き機能する、将来に備えたクエリを作成することをおすすめします。

SELECT data_date, SUM(clicks) FROM `myproject.searchconsole.searchdata_url_impressions`

WHERE data_date > DATE('2025-09-01') AND is_learning_videos IS NOT TRUE -- works whether is_learning_videos is false or NULL

GROUP BY 1;

詳細については、Google Cloud の IS 演算子に関する BigQuery ドキュメントをご覧ください。