2019 年 9 月 3 日(火曜日)
Google は 2 月に、Search Console にドメイン プロパティを追加したことを発表しました。これにより、サイト所有者は、データの全体像をつかむために異なるプロパティ間を切り替えることなく、サイトを包括的に把握できるようになりました。
ドメイン プロパティを確認したユーザーからは、良好な反応が多数寄せられています。ユーザーからのフィードバックとして多かったのが、ドメイン プロパティに移行する前はトラフィックを過小評価しており、新しい手法によりクリック数とインプレッション数の集計データをより深く理解できるようになった、というものでした。実際、ドメイン プロパティのユーザーにこの機能に対する満足度を調査したところ、ほぼすべてのユーザーが満足しているとの回答が得られました。さらに、こうしたユーザーのほとんどから、従来の URL プレフィックス プロパティよりもドメイン プロパティの方が便利だという報告をいただいております。
しかし、DNS レコードの変更は、特に中小企業には面倒な作業になりがちです。サイト所有者がドメイン プロパティに切り替えるうえで、ドメインの所有権確認が大きな課題となっている、という意見も寄せられています。この課題を解決するため、Google はさまざまなドメイン名登録事業者と協力して、確認フローの一部を自動化しました。このフローに沿って登録事業者構成の更新に必要な手順を完了すると、確認トークンが提供され DNS レコードに追加されます。これにより、確認プロセスがはるかに容易になります。
DNS 自動確認機能の使用方法
新しいフローを使用してドメインの所有権を確認するには、プロパティ選択プルダウン(Search Console のサイドバーの上部にあるプルダウン)から [プロパティを追加] をクリックします。次に [ドメイン] オプションを選択し、ガイドに沿って一連の手順を完了させます。手順には変更を適用する必要がある登録事業者のサイトへのアクセスも含まれますが、実行する手順は従来よりも少なく簡単になります。詳細については、ヘルプセンターのサイトの所有権を確認するをご覧ください。
ぜひ、この新しい機能をご利用になり、ドメイン プロパティの所有権を取得してみてください。機能改善に関するご意見やご要望などございましたら、本サービスのフィードバック ボタンやウェブマスターのコミュニティから、または Twitter でお知らせください。