2021 年 7 月 26 日(月曜日)
今日のウェブ クリエイターには、ウェブサイトやブログを収益化する方法が多数あります。一部の方法では、外部リンクが過度に作成され、アノテーションが正しく付与されていない場合に、Google の品質に関するガイドラインに違反する可能性があります。この投稿では、商業的な性質を持つ可能性があるリンクの取り扱い方法と、リンクスパムが検索結果に与える影響を減らすための取り組みについて説明します。
ベスト プラクティス
リンクは、Google が検索ユーザーにとって有用なコンテンツを把握する方法の 1 つであり、ふさわしいリンクである限り、リンクされるサイトにとっても有益なものです。リンク プログラムに対する Google のガイドラインに違反するようなリンク獲得方法を使わないことがベスト プラクティスです。特に、他のサイトにリンクする場合は、必ずリンクの関係性を伝えるようにしてください。ここでは、サイト所有者が支払いやスポンサーシップに関係するリンク、あるいはその他の商業的性質があるリンクを管理するための具体的なガイドラインを紹介します。
アフィリエイト リンク
商品レビューやショッピング ガイドなどのページにあるアフィリエイト リンクは、ブログやパブリッシャーがトラフィックを収益化するための一般的な方法です。一般的には、アフィリエイト リンクを使ってウェブサイトを収益化できます。Google は、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトに対し、リンクの作成が手動か動的にかかわらず、rel="sponsored"
でリンクの関係性を伝えることをお願いしています。
商品に関連した検索におけるランキングを上げ、高品質のコンテンツに高い評価を与えるための継続的な取り組みの一環として、適切にリンクの関係性を伝えていないアフィリエイト リンクを発見した場合、手動による対策を講じて Google 検索に影響を与えないようにしたり、システムでアルゴリズムによる対策を講じたりする場合があります。手動による対策とアルゴリズムによる対策は、どちらも Google 検索でのサイトの表示に影響を与える場合があるため、対策につながるようなことは可能な限り避けることをおすすめします。
スポンサー付き投稿とゲスト投稿
サイトで収益化を行う一般的な方法として、他のサイトからのスポンサー付き投稿やゲスト投稿を受け入れる方法もあります。あるウェブサイトの名前で書かれた記事が別のウェブサイトに掲載されるケースが一般的です。以前は、リンクの獲得を主な目的とした、低品質のスポンサー付き投稿やゲスト投稿が組織的に行われているケースが見られました。
このようなリンク プログラムを検出して無効化する手法は大幅に改善されていますが、サイト所有者には、こういったリンクに適切な rel 値を指定することを強くおすすめします。適切なリンクタグを付与せず、過剰なスポンサー付き投稿やゲスト投稿を掲載しているサイトや、そのような投稿を使ってリンクを獲得しているサイトを検出した場合、アフィリエイト リンクと同じように、アルゴリズムによる対策と手動による対策を講じる場合があります。
リンクスパムと闘うためのシステム改良
全体的に、過去 20 年間でリンクスパムの効果は大幅に低下しました。これは、ランキング システムとスパム検出システムの継続的な改良によるものです。また、大部分のサイトがガイドラインに沿って、優れたユーザー エクスペリエンスのウェブサイトを構築し、高品質のコンテンツを提供することに注力したためでもあります。とはいえ、改善の余地は常に存在します。特に、ランキングを操作することを目的にスパム行為のあるリンクを故意に(多くの場合、詐欺的な方法で)作成するサイトが見られます。
本日、検索結果の品質向上に向けた継続的な取り組みとして、「リンクスパム アップデート」という新しいリンクスパム対策の更新をリリースします。今回のアルゴリズム更新は、今後 2 週間にかけて展開され、リンクスパムを複数の言語でより広範囲かつ効果的に発見して無効化できるようになります。リンクスパムに関与しているサイトは、リンクが Google のアルゴリズムによって再評価されるため、Google 検索の結果に変化が現れます。
これまでどおり、サイト所有者は、リンクする側かリンクされる側かにかかわらず、リンクに関するベスト プラクティスを実践してください。高品質のコンテンツを提供し、ユーザー エクスペリエンスを改善することに注力することは、リンクを操作することに常に勝ります。適切にタグ付けされたリンクでサイトの認知度を高め、適切にタグ付けされたアフィリエイト リンクでサイトを収益化してください。
ご不明な点がございましたら、Google 検索セントラル コミュニティでエキスパートにご相談いただくか、公開のチャネルでお問い合わせください。