Google のウェブスパム対策 - ウェブスパム レポート 2016

2017 年 4 月 18 日(火曜日)

2017 年に入って数か月が過ぎましたが、ここでは 2016 年のウェブスパムとの戦いを振り返り、Google が収集した分析情報をお伝えしたいと思います。Google は、昨年も年間を通して、スパムが検索品質を低下させることを防ぐ新たな方法を探求し続け、世界中のウェブマスターと協力してウェブの改善に努めました。

Google は、ユーザーが現在ウェブで手に入れられるものを最大限に活用できるようにするため、人知れず多くの取り組みを行っています。世界中のすべての人に関連性の高い検索結果を提供する一方で、ユーザーにとって有害なウェブスパムや単純に不快なウェブスパムと戦うことも、そうした取り組みの一つです。

2016 年の Google のウェブスパム対策

より快適なウェブの実現に向けたユーザーおよびウェブマスターの協力

  • 2016 年に世界中のユーザーから Google に寄せられたスパム報告は、180,000 件を超えました。これらの報告が妥当かどうかを慎重に確認した結果、報告されたサイトの 52% がスパムと判定されました。報告を通じてクリーンで安全なウェブ エコシステムの実現にご協力いただいた皆様に、心より感謝を申し上げます。
  • 世界中で 170 回以上のオンライン オフィスアワーとライブイベントを開催し、合計で 150,000 人を超えるウェブサイト所有者、ウェブマスター、デジタル マーケティング担当者の方々と交流しました。
  • 15 の言語で運営されているウェブマスター ヘルプ フォーラムを通じて、世界中のウェブサイト所有者を継続的にサポートしました。これらのフォーラムには 67,000 件以上の質問が寄せられ、その大半において、トップレベル ユーザー、注目ユーザー、Google 社員を含む Google のコミュニティから、「最適な回答」が投稿されたと評価されました。
  • フォーラムでは、トップレベル ユーザーおよび注目ユーザーとして、119 人のボランティアのウェブマスターからご協力をいただきました。Google は、4 つの大陸(アジア、ヨーロッパ、北米、南米)の 11 会場で開催されたトップレベル ユーザー ミートアップにこれらの方々を招待しました。

Google は、すべての人がスパムのない高品質の検索結果を望んでいると考えています。そのために Google が行っていることの一端を、このレポートを通じてお伝えできたことをうれしく思います。