カスタム コンバージョン変数

カスタム コンバージョン変数を使用すると、Google Ads API を使用してインポートするコンバージョン(クリック コンバージョンや通話コンバージョンなど)に、タグの形式で追加情報を関連付けることができます。この情報を使用して、コンバージョンに関するより詳細なデータを提供するセグメント化されたレポートを作成できます。

たとえば、新しい青い帽子の購入のコンバージョンをインポートする際に、関連する 2 つのタグ(colorstatus)もインポートできます。それぞれの値は bluenew です。手順は次のとおりです。

  1. カスタム コンバージョン変数は必要な数だけ作成できます。各変数は 1 つのタグに対応しています。そのため、2 つのタグ(colorstatus)が必要な場合は、2 つのカスタム変数を作成する必要があります。ConversionCustomVariable の必須フィールドは次のとおりです。

    • name: 変数を識別します。名前は一意である必要があります。

    • tag: この例では、タグは colorstatus です。タグは、ウェブサイトから Google 広告にコンバージョンが送信されるときに、イベント スニペットで使用されます。Google Ads API を使用する場合は、次の手順で説明するように、コンバージョンをインポートする際にカスタム変数のリソース名を指定する必要があります。

    カスタム コンバージョン変数を管理する(作成や更新など)には、ConversionCustomVariableService を使用します。具体的には、新しいカスタム コンバージョン変数を作成するには、このサービス内で MutateConversionCustomVariables メソッドを呼び出します。リクエストには 1 つ以上の ConversionCustomVariableOperation メッセージを含める必要があります。

    作成する変数ごとに、create フィールドが ConversionCustomVariable オブジェクトに設定されたオペレーションを含めます。前述のとおり、作成に必要なフィールドは nametag です。

    作成が成功すると、これらの変数は ENABLED 状態または ACTIVATION_NEEDED 状態になります。設定に応じて、レスポンスの status フィールドを確認します。その後、コンバージョンをアップロードする際に、これらのリソース名を使用できます。

    使用可能なすべてのオペレーションの詳細については、ConversionCustomVariableService をご覧ください。

  2. ClickConversion などのコンバージョンをインポートする場合は、custom_variables を前の手順で作成したすべてのカスタム変数のリストに設定します。各カスタム変数のすべてのフィールドを設定する必要があります。

    • conversion_custom_variable: 前の手順で作成したカスタム変数のリソース名。
    • value: コンバージョンに関連付けるタグの値。この例では、bluenew です。