マーカー イベントと操作

特定の高度なマーカー プロパティが設定されている場合、タップやジェスチャーなどのマーカー イベントをモニタリングできます。マーカーをタップすると、マーカーのタイトルやスニペットなどの追加情報が表示されます。長押しのジェスチャーを使用して、ドラッグ可能なマーカーを移動することもできます。

  • マーカー イベントをトラッキングするには、viewGMSMapViewDelegate を追加します。
  • マーカーをドラッグ可能にするには、GMSMarker.draggable プロパティを設定します。
  • マーカーの説明テキストを設定するには、GMSMarker.title プロパティを使用します。

マーカー イベントに応答する

マーカー イベントに応答するには、ビューに GMSMapViewDelegate プロトコルを追加し、対応するコールバックを実装します。この例では、選択したマーカーの titlesnippet を特定します。

Swift

// MARK: GMSMapViewDelegate

func mapView(_ mapView: GMSMapView, didTap marker: GMSMarker) -> Bool {
  if let title = marker.title {
    if let snippet = marker.snippet {
      print("marker title: \(title): snippet: \(snippet)")
    }
  }
  return true
}

Objective-C

// MARK: GMSMapViewDelegate

-   (BOOL)mapView:(GMSMapView *)mapView didTapMarker:(GMSMarker *)marker {
  if (marker.title && marker.snippet) {
    NSLog(@"marker with title:%@ snippet: %@", marker.title,  marker.snippet)
  }
  return YES;
}

地図のズームレベルに応じたマーカーの可視性を制御する

GMSMarker の可視性を制御するには、GMSMapViewDelegate プロトコルを実装し、GMSMarker.map を設定する条件を追加します。

Swift

// MARK: GMSMapViewDelegate

func mapView(_ mapView: GMSMapView, didChange position: GMSCameraPosition) {
    marker.map = position.zoom >= 14 ? mapView : nil
}

Objective-C

// MARK: GMSMapViewDelegate

-   (void)mapView:(GMSMapView *)mapView didChangeCameraPosition:(GMSCameraPosition *)position {
  marker.map = position.zoom >= 14 ? mapView : nil;
}

マーカーをドラッグ可能にする

draggable プロパティを有効にすると、ユーザーは長押し操作で地図上のマーカーをドラッグできます。マーカーをドラッグ可能にするには、GMSMarker.draggable プロパティを true に設定します。

Swift

marker.draggable = true

Objective-C

marker.draggable = YES;