新しい e コマースサイトのリリース方法

新しい e コマースサイトをリリースしたときに Google が確実にサイトを見つけられるようにするには、次の手順に沿って新しいサイトを Google に登録することをおすすめします。

  1. Google でサイトの所有権を確認します
  2. Google にサイトのインデックス登録をリクエストします

  3. Google 検索によるサイトのインデックス登録をトラッキングします。Google Merchant Center は、コンテンツを検証し、Google 検索のインデックスと照合することがあります。誤った検証警告が出ないよう、サイトが Google 検索にインデックス登録され、商品を購入できる状態になっていることを確認してください。インデックス登録の進捗状況は、ページのインデックス登録レポートで確認できます。
  4. 実店舗がある場合は、Google でビジネスの詳細を際立たせます。
  5. Google Merchant Center に登録して、商品や取引の説明などの追加情報を提供します。

また、サイトのリリース時にマーケティング上の考慮事項がある場合もあります。サイトをリリースしたらすぐに Google で利用できるようにするという観点から、さまざまなアプローチの長所と短所についてご確認ください。

グランド リビール

リリース前に、e コマースサイト全体を一般ユーザーと検索エンジンからアクセスできないようにしておく方法があります。たとえば、サイトのページにアクセスするためにパスワードを要求すると、Google はサイトにアクセスできなくなりますが、テスターはサイトにアクセスでき、一般公開する前にサイトが正常に動作することを確認できます。その後、他のマーケティング活動と同期させて、希望のタイミングで「グランド リリース」を行うことができます。

アクション: リリース後すぐに e コマースサイトのリリースの手順を行います。これにより、Google 検索でサイトが表示されるようになるまでの時間が最小限に抑えられます。

長所

コンテンツがリリース前に知られることがありません。これはマーケティング キャンペーンで重要となる場合があります。

短所

サイトが Google 検索の検索結果や Google ショッピング タブに表示されるまでに時間がかかることがあります。

ホームページのリリース

Google がアクセスできるホームページのみでサイトをリリースできます。ホームページは、e コマースサイトがショップの説明テキストとともにまもなくリリースされることを知らせるプレースホルダになることがあります。

アクション: 事前にサイトの所有権を確認し、商品がサイトに掲載されたら残りの手順に進みます。

長所

このアプローチでは、ショップを登録し、ドメイン名の認知を向上させ、他のユーザーがサイトにリンクできるようにします。また、リリースすると、商品がまだ発売されていなくても、Google 検索でショップ名を見つけることができます。

短所

サイト全体がリリースされ、Google によるクロールとインデックス登録が可能になるまで、Google 検索とショッピング タブに詳細情報が表示されません。

商品の在庫状況なしでのリリース

サイト全体をリリースしつつ、注文を処理する準備が整うまで購入できないようにすることもできます。たとえば、商品を在庫なしとしてマークできます。これにより、商品を含むすべてのサイト コンテンツをインデックスに登録できるようになります。サイトの正式なリリース日を示すメッセージを各ページに掲載することを検討してください。

アクション: e コマースサイトをリリースする手順をすべて実施します。ただし、excluded_destination 属性を使用して在庫を購入不可とマークして、商品データを Google Merchant Center に提供します。これにより、Google ショッピングなどで商品が購入可能と表示されることはなく、商品データの読み込み検証の問題を早期に特定できます。

長所

サイトをリリースするとすぐにコンテンツがインデックスに登録されます。

短所

サイトはユーザーに公開されますが、注文はできません。お客様が購入手続きを完了できないために不愉快な思いをしないように、サイトがまだ完全にはリリースされていないことを買い物客に知らせることをおすすめします。

試験リリース

本番環境の準備が整い次第、サイトのあらゆる部分を有効にするというアプローチもあります。その後、マーケティングのリリースを行います。これを「プレビュー」イベントにして、正式公開の前にサイトを発見したという特別な感覚を買い物客に持ってもらうことができます。

アクション: サイトを公開したらすぐに e コマースサイトをリリースする手順をすべて実施します

長所

このアプローチにはシンプルであるという利点があります。また、サイトが完全に公開されるため、低いトラフィック レベルで実際のユーザーテストを行えます。

短所

ソーシャル メディアでユーザーが宣伝や言及をし、予定しているリリースより前にサイトに注目が集まる可能性があります。