ポイント プログラム(MemberProgram)の構造化データ
  
 
  多くの販売者が、ポイント プログラムを用意し、メンバーに特別価格やポイントなどの特典を提供しています。サイトに MemberProgram 構造化データを追加すると、Google 検索でこの情報が使用され、ポイント プログラムの特典が商品ととともに、検索結果のナレッジパネル内に表示されるようになります。
  ビジネスで提供するポイント プログラムは、Organization 構造化データ型の下に MemberProgram 構造化データ型をネストして指定できます。商品ごとにポイント プログラムの特典(メンバー価格やポイントなど)を指定するには、販売者のリスティングの説明に従って、Offer 構造化データ マークアップの下に UnitPriceSpecification マークアップを個別に追加します。
機能の提供状況
ポイント プログラムの情報は、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、メキシコ、英国、米国の Google 検索の検索結果に表示されます。パソコンとモバイルのどちらにも対応しています。
構造化データを追加する方法
構造化データは、ページに関する情報を提供し、ページ コンテンツを分類するための標準化されたデータ形式です。構造化データを初めて使用する場合は、構造化データの仕組みについてをご覧ください。
構造化データの作成、テスト、リリースの概要は次のとおりです。
- 必須プロパティを追加します。使用している形式に基づいて、ページ上の構造化データを挿入する場所をご確認ください。
- ガイドラインに従います。
- リッチリザルト テストでコードを検証し、重大なエラーを修正します。ツールで報告される重大ではない問題の修正も検討してください。構造化データの品質向上に役立ちます(ただし、リッチリザルトの対象となるために必ずしも必要というわけではありません)。
- 構造化データが含まれているページを数ページ導入し、URL 検査ツールを使用して、Google でページがどのように表示されるかをテストします。Google がページにアクセスでき、robots.txt ファイル、noindexタグ、ログイン要件によってページがブロックされていないことを確認します。ページが正常に表示されたら、Google に URL の再クロールを依頼できます。
- 今後の変更について Google に継続して情報を提供するために、サイトマップを送信することをおすすめします。これは、Search Console Sitemap API で自動化できます。
例
  以下に MemberProgram 構造化データのマークアップの例を示します。このポイント プログラムは、2 つのメンバーシップ レベルで構成されています。
<html>
  <head>
    <title>About Us</title>
    <script type="application/ld+json">
    {
      "@context": "https://schema.org",
      "@type": "OnlineStore",
      "hasMemberProgram": {
        "@type": "MemberProgram",
        "name": "Membership Plus",
        "description": "For frequent shoppers this is our top-rated loyalty program",
        "url": "https://www.example.com/membership-plus",
        "hasTiers": [
          {
            "@type": "MemberProgramTier",
            "@id": "#plus-tier-silver",
            "name": "silver",
            "url": "https://www.example.com/membership-plus-silver",
            "hasTierBenefit": [
              "https://schema.org/TierBenefitLoyaltyPoints"
            ],
            "membershipPointsEarned": 5
          },
          {
            "@type": "MemberProgramTier",
            "@id": "#plus-tier-gold",
            "name": "gold",
            "url": "https://www.example.com/membership-plus-gold",
            "hasTierRequirement":
            {
              "@type": "CreditCard",
              "name": "Example platinum card plus"
            },
            "hasTierBenefit": [
              "https://schema.org/TierBenefitLoyaltyPrice",
              "https://schema.org/TierBenefitLoyaltyPoints"
            ],
            "membershipPointsEarned": 10
          }
        ]
      }
      // Other Organization-level properties
      // ...
    }
    </script>
  </head>
  <body>
  </body>
</html>ガイドライン
ポイント プログラムのマークアップが Google 検索で使用されるようにするには、次のガイドラインに沿って対応する必要があります。
技術に関するガイドライン
- 
  ビジネスの管理詳細とポリシーを指定するページの Organizationタイプの下にMemberProgramマークアップをネストします。詳しくは、組織のマークアップをご覧ください。
- 
  商品ごとにポイント プログラムの特典(メンバー価格、ポイントなど)を指定するには、販売者のリスティング用に定義した UnitPriceSpecificationマークアップを追加します。ビジネス用に定義されたMemberProgramマークアップでは、validForMemberTierおよびMembershipPointsEarned構造化データと連携して、顧客が商品を購入した場合のポイント プログラムの特典を定義します。
構造化データタイプの定義
構造化データが Google 検索で使用されるようにするには、必須プロパティを含める必要があります。また、推奨プロパティを使用することでポイント プログラムに関する詳細情報を追加できるため、ユーザー エクスペリエンスの向上につながります。
MemberProgram
  次のプロパティを使用して、1 つ以上のポイント プログラム、およびビジネスのポイント プログラムごとに 1 つ以上のレベルを記述します。MemberProgram の定義の全文は schema.org/MemberProgram で確認できます。
| 必須プロパティ | |
|---|---|
| description | ポイント プログラムの説明。メンバー向けの主な特典を説明します。 | 
| hasTiers | ポイント プログラムのレベルを定義します。ポイント プログラムには、少なくとも 1 つのレベルが必要です。Google でサポートされている  | 
| name | ポイント プログラムの名称。 | 
| 推奨プロパティ | |
|---|---|
| url | 買い物客がポイント プログラムに登録できるウェブページの URL。複数の URL を指定しないでください。URL を指定しない場合、 | 
MemberProgramTier
      
        MemberProgramTier は MemberProgram でレベルを定義するために使用されます。ポイント プログラムには複数のレベル(ブロンズ、シルバー、ゴールドなど)を定義できます。
MemberProgramTier の定義の全文は schema.org/MemberProgramTier で確認できます。
| 必須プロパティ | |
|---|---|
| hasTierBenefit | このメンバーレベルのメンバー向けの特典。1 つのメンバーレベルで複数の特典を提供できます。URL 接頭辞が付加されていない略称もサポートされています(例:  
 | 
| name | メンバーシップ レベルの名称。 | 
| 推奨プロパティ | |
|---|---|
| hasTierRequirement | 
 メンバーレベルに参加するための要件。指定しない場合、誰でも無料でそのレベルに参加できます。有料レベルの場合、メンバーレベルに参加するための要件を表すタイプの値を指定します。 
 | 
| membershipPointsEarned | 
 | 
| url | 買い物客が特定のメンバーレベルに登録できるウェブページの URL。複数の URL を指定しないでください。 | 
Merchant Center を使用して Google でポイント プログラムを設定する
マークアップを使用してポイント プログラムを設定し、最新の状態に保つのは難しい場合があります。Google Merchant Center アカウントをお持ちの場合は、マークアップを使用せずに Google Merchant Center で直接ポイント プログラムを設定することもできます。詳しくは、ポイント プログラムに関する Merchant Center ヘルプ記事をご覧ください。
マークアップと Merchant Center の両方でポイント プログラムが設定されている場合、Google は Merchant Center の設定を使用します。
トラブルシューティング
構造化データの実装またはデバッグで問題が発生した場合は、以下のリソースが参考になります。
- コンテンツ管理システム(CMS)を使用している場合や、別の人がサイトを管理している場合は、担当者にサポートを依頼してください。その際は、問題の詳細を含む Search Console のメッセージを必ず転送してください。
- 構造化データを使用するコンテンツが必ず検索結果に表示されるとは限りません。コンテンツがリッチリザルトに表示されないときのよくある原因については、構造化データに関する一般的なガイドラインをご覧ください。
- 構造化データにエラーがある可能性があります。構造化データエラーの一覧と解析不能な構造化データに関するレポートを確認してください。
- 構造化データへの手動による対策がページに対して行われると、ページ上の構造化データが考慮されなくなります(ただし、Google 検索結果にはページは引き続き表示されます)。構造化データの問題を修正するには、手動による対策レポートを使用します。
- コンテンツにガイドライン違反がないか、ガイドラインを再度確認してください。スパム コンテンツまたはスパム マークアップの使用が原因で、問題が発生することがありますが、これは構文の問題ではない可能性があり、リッチリザルト テストでは特定できません。
- リッチリザルトが見つからない場合やリッチリザルトの総数が減少している場合のトラブルシューティングを行ってください。
- 再クロールとインデックスの再登録にかかる時間を考慮してください。ページを公開した後、Google がそのページを検出してクロールするまで数日かかる場合があることにご注意ください。クロールとインデックス登録に関する一般的な質問については、Google 検索のクロールとインデックス登録に関するよくある質問をご覧ください。
- Google 検索セントラル フォーラムでも質問を受け付けています。