求人検索用の求人情報(JobPosting
)の構造化データ
JobPosting
構造化データを求人情報のウェブページに追加すると、求職に関するエクスペリエンスを向上させることができます。構造化データの追加により、求人情報を Google 検索結果に表示して、特別なユーザー エクスペリエンスを提供できるようになります。また、サードパーティの求人サイトを利用して、Google に統合することも可能です。
この機能には、雇用主や求人コンテンツ サイトの所有者にとって、次のような多くのメリットがあります。
- よりインタラクティブな結果: 求人情報が Google の求人検索機能の表示対象となり、ロゴ、レビュー、評価、求人の詳細を目立たせることができます。
- 意欲的な応募者を多く呼び込む: 新しい機能により、求職者が場所や役職といったさまざまな条件で絞り込みをできるようになるので、該当の仕事をちょうど探している応募者を呼び込める可能性が高まります。
- 検出とコンバージョンの機会を増やす: 求職者は、求人情報を参照し、クリックしてサイトにアクセスするための新たな手段を利用できます。
構造化データを追加する方法
構造化データは、ページに関する情報を提供し、ページ コンテンツを分類するための標準化されたデータ形式です。構造化データを初めて使用する場合は、構造化データの仕組みについてをご覧ください。
構造化データの作成、テスト、リリースの概要は次のとおりです。
- Googlebot がサイトを効率的にクロールできることを確認します。
- 別の URL でホストされているサイトに同じ求人情報のコピーを掲載する場合は、ページの各コピーで正規 URL を使用します。
- 必須プロパティと推奨プロパティを追加します。使用している形式に基づいて、ページ上の構造化データを挿入する場所をご確認ください。
- 技術に関するガイドラインと求人情報のコンテンツ ポリシーに従います。
- リッチリザルト テストでコードを検証します。また、構造化データが Google 検索でどのように表示されるかをプレビューすることもできます。
- 構造化データが含まれているページを数ページ導入し、URL 検査ツールを使用して、Google でページがどのように表示されるかをテストします。Google がページにアクセスでき、robots.txt ファイル、
noindex
タグ、ログイン要件によってページがブロックされていないことを確認します。ページが正常に表示されたら、Google に URL の再クロールを依頼できます。 - Indexing API とサイトマップを通じて常に最新の情報を Google に提供します。求人情報の URL では、サイトマップではなく Indexing API を使用することをおすすめします。Indexing API の方が早く Googlebot に対しページをクロールするよう指示を出せるためです。Indexing API を使用して、クロールする新しい URL や、URL のコンテンツが更新されたことを Google に通知します。
その場合でも、サイト全体をカバーするためにサイトマップを送信することをおすすめします。Google はサイトマップ全体を取り込んで、
lastmod
の時刻が前回ページをクロールしたときよりも最近のページを再クロールします。
例
標準の求人情報
JSON-LD コードを使用して各求人情報を記述した場合、次のように表示されます。
<html> <head> <title>Software Engineer</title> <script type="application/ld+json"> { "@context" : "https://schema.org/", "@type" : "JobPosting", "title" : "Software Engineer", "description" : "<p>Google aspires to be an organization that reflects the globally diverse audience that our products and technology serve. We believe that in addition to hiring the best talent, a diversity of perspectives, ideas and cultures leads to the creation of better products and services.</p>", "identifier": { "@type": "PropertyValue", "name": "Google", "value": "1234567" }, "datePosted" : "2024-01-18", "validThrough" : "2024-03-18T00:00", "employmentType" : "CONTRACTOR", "hiringOrganization" : { "@type" : "Organization", "name" : "Google", "sameAs" : "https://www.google.com", "logo" : "https://www.example.com/images/logo.png" }, "jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "streetAddress": "1600 Amphitheatre Pkwy", "addressLocality": "Mountain View", "addressRegion": "CA", "postalCode": "94043", "addressCountry": "US" } }, "baseSalary": { "@type": "MonetaryAmount", "currency": "USD", "value": { "@type": "QuantitativeValue", "value": 40.00, "unitText": "HOUR" } } } </script> </head> <body> </body> </html>
在宅勤務の求人情報
JSON-LD コードを使用して在宅勤務の求人情報を記述した場合、次のように表示されます。
<html> <head> <title>Software Engineer</title> <script type="application/ld+json"> { "@context" : "https://schema.org/", "@type" : "JobPosting", "title" : "Software Engineer", "description" : "<p>Google aspires to be an organization that reflects the globally diverse audience that our products and technology serve. We believe that in addition to hiring the best talent, a diversity of perspectives, ideas and cultures leads to the creation of better products and services.</p>", "identifier": { "@type": "PropertyValue", "name": "Google", "value": "1234567" }, "datePosted" : "2024-01-18", "validThrough" : "2024-03-18T00:00", "applicantLocationRequirements": { "@type": "Country", "name": "USA" }, "jobLocationType": "TELECOMMUTE", "employmentType": "FULL_TIME", "hiringOrganization" : { "@type" : "Organization", "name" : "Google", "sameAs" : "https://www.google.com", "logo" : "https://www.example.com/images/logo.png" }, "baseSalary": { "@type": "MonetaryAmount", "currency": "USD", "value": { "@type": "QuantitativeValue", "value": 40.00, "unitText": "HOUR" } } } </script> </head> <body> </body> </html>
求人情報を削除する
期限切れになった求人情報を削除するには、次の手順を行います。
- 次のいずれかの操作を行い、ページが削除されていることを確認します。
validThrough
プロパティが設定されていて、その期間を過ぎていることを確認します。- ページを完全に削除します(ページのリクエストに対して
404
または410
ステータス コードが返されるようになります)。 JobPosting
構造化データをページから削除します。
- 変更について Google への情報提供を続けます。
- Indexing API を使用して、求人情報の URL を Google の検索インデックスから削除するようリクエストします。
Google はサイトマップ全体を取り込んで、
lastmod
の時刻が前回ページをクロールしたときよりも最近のページを再クロールします。
在宅勤務の仕事をマークアップする
求職者が在宅勤務やリモートワークの求人を簡単に見つけられるようにするには、在宅勤務の求人に構造化データを追加することをおすすめします。
Google 検索で、在宅勤務の求人は次のように表示されます。
Google 検索では次のような検索も可能です。
次の 3 つのプロパティを使用すると、どの求人が在宅勤務であるかを Google に示すことができます。
jobLocationType
: このプロパティを使用すると、在宅勤務の求人であることを指定できます。applicantLocationRequirements
: このプロパティを使用すると、従業員が在宅勤務のために所在する地域を指定できます。国を 1 つ以上指定する必要があります。jobLocation
: このプロパティを使用して、勤務地となる特定の場所を指定します。業務が行われる特定の場所(オフィスや建設現場など)が存在しない場合、このプロパティを使用する必要はありません。なお、このプロパティを使用する場合は、addressCountry
プロパティを指定する必要があることにご注意ください。
在宅勤務の求人の一般的なシナリオを次に示します。
- この求人では在宅勤務が可能ですが、従業員が所在する地域について制限があります。特定の職場やオフィスに出勤する必要はありません。
applicantLocationRequirements
とjobLocationType
を使用します。"applicantLocationRequirements": { "@type": "Country", "name": "USA" }, "jobLocationType": "TELECOMMUTE"
- この求人では、ミシガン州デトロイトにある特定の職場での勤務か、米国内での在宅勤務が可能です。
jobLocation
とjobLocationType
を使用します。"jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "addressLocality": "Detroit", "addressRegion": "MI", "addressCountry": "US" } }, "jobLocationType": "TELECOMMUTE"
- この求人では、ミシガン州デトロイトにある特定の職場での勤務か、ミシガン州またはテキサス州内での在宅勤務が可能です。
jobLocation
、jobLocationType
、applicantLocationRequirements
を使用します。"jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "streetAddress": "555 Clancy St", "addressLocality": "Detroit", "addressRegion": "MI", "postalCode": "48201", "addressCountry": "US" } }, "applicantLocationRequirements": [{ "@type": "State", "name": "Michigan, USA" },{ "@type": "State", "name": "Texas, USA" }], "jobLocationType": "TELECOMMUTE"
会社のロゴを更新する
Google では、会社のナレッジグラフ カードに表示されている画像と同じロゴを求人情報に使用します。別のロゴを使いたい場合は、変更を提案するか、自社の Google ナレッジパネルと求人情報の両方で使用するロゴを構造化データを使用して指定します。
サードパーティの求人サイトでは、組織の Google ナレッジパネルに表示されている画像とは異なる、特定の組織用のロゴを表示できます。Google は、検索結果に応じて、ナレッジパネル ロゴまたは hiringOrganization
ロゴのいずれか最適な方を選択して表示します。この logo
プロパティは、求人サイトだけに表示されます。組織の標準ロゴとしては扱われません。詳しくは、hiringOrganization をご覧ください。
技術に関するガイドライン
- 構造化データは、可能な限り最も詳細なリーフページに実装します。求人リストを提供することを目的としたページ(検索結果ページなど)には追加しないでください。構造化データは、1 件の求人とそれに関連する詳細情報を記載した、最も詳細なページに適用します。
- 宣伝する各求人情報に
JobPosting
プロパティを追加します。構造化データは、求職者がブラウザで読むことができる求人情報と、同じページに表示する必要があります。 - ほとんどのプロパティは、複数回追加できることが明確に示されていない限り、求人情報のウェブページに一度だけ表示します。
求人情報の URL の変更に関する情報を引き続き Google に提供するためにサイトマップを使用する場合は、サイトマップに関する一般的なガイドラインに従ってください。また、以下のサイトマップに関するガイドラインも求人情報の URL に適用されます。
- Googlebot がサイトマップの URL にアクセスできることを確認します。また、サイトマップに含める URL がファイアウォールの内側でないことや、robots.txt ファイルで許可されていないことを確認します。
- ページがいつ追加または変更されたかを示す、
<lastmod>
(サイトマップ)、<pubDate>
(RSS)、<updated>
(Atom)の値には、できる限り正確な時刻を指定してください。この値には、URL のコンテンツが最後に変更された時刻を指定します。正確な時刻を指定することが重要です。クロールの帯域幅は限られており、正確な時刻を指定することで、変更されていないページが再クロールされないようにすることができます。また、Google がページをクロールしなければならない回数が増えるほど、サーバーにかかる負荷が大きくなります。 - 検索結果ページ、リストページ、その他の動的なページをサイトマップに含めないでください。
- サイトマップの URL には、各求人情報の正規ページを含める必要があります。
求人情報のコンテンツ ポリシー
Google の求人情報のコンテンツ ポリシーは、ユーザーの誰もが希望に沿った募集中の求人に簡単に応募できることを目的に作られています。構造化データに関する一般的なガイドラインと Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーは求人情報にも適用されます。このポリシーに違反するコンテンツが認められた場合、Google はしかるべき措置をとります。そのような措置には、手動による対策や Google の求人検索から求人情報を削除することも含まれます。
無関係なコンテンツ
JobPosting
マークアップは、求人情報が 1 件掲載されるページでのみ使用するものです。その他のページ(求人情報が掲載されないページなど)で JobPosting
マークアップを使用することはできません。
不完全なコンテンツ
求人の説明が不完全である求人情報を掲載することはできません。
不当表示
他人や他の組織になりすまそうとする、または他人を欺く、惑わせる、誤解させることを目的とした求人情報を掲載することはできません。事実ではないのに特定の個人や組織と提携関係にある、またはそれらの支持を受けているかのような印象を与える行為も対象となります。また、複数のアカウントを使用してポリシーの適用を回避する行為、ブロックを迂回する行為、その他アカウントに設定された制限を無効にする行為も同様です。
ポリシー違反の例を示します。
- 実際とは異なる不正確な方法で雇用主について説明する求人情報やコンテンツ。
- 偽の職務や実在しない職務の求人情報。応募者を実際に雇用するためではなく、応募者に関する情報収集を主な目的とする求人情報も含む。
- 役職、職務明細、その他の詳細情報でキーワードの乱用を行い、検索ランキングを不正に操作する。
- 実際の勤務地と異なる偽の位置情報を掲載する。
- 組織や会社の承認を得ずに代理で求人情報を掲載する。
冒とく的な表現や下品な言葉
卑猥、冒とく的、不適切な言葉が含まれた求人情報は掲載できません。
求人情報を装った広告
第三者が投稿したアフィリエイト プログラムなど、求人情報を装ったプロモーション用コンテンツは掲載できません。
法的な削除リクエスト
求人情報の内容が法律に違反している可能性があるという申し立てを受けた場合、Google は検索ポリシーに沿ってその求人情報を処理します。
期限切れの求人情報
期限切れの求人情報は掲載できません。ウェブサイトから期限切れの求人情報を削除するのが理想ですが、削除しない場合は、validThrough
プロパティに値が設定されていることと、過去の値であることを確認してください。そうすることで、ユーザーには採用中の求人情報だけが表示されるようになります。
応募方法が示されていない求人
応募方法が示されていない求人情報は掲載できません。たとえば、次のような広告が該当します。
- 求職求人フェアへの招待など、イベントの広告になっている求人情報。
- 求人の説明を表示するためにログインを必要とする求人情報。ユーザーがログインすることなく、求人情報の詳細を閲覧できるようにする必要があります。
募集の再開
サイト運営者は、募集中の職種についてのみ、募集を再開できます。Google では、応募者のデータを収集しながら採用を行っていない求人は、削除する場合があります。
求人の要件
求人情報には、必要な資格や求職中のユーザーに関わる情報など、募集中の職種に関する説明を記載する必要があります。応募者が就業を応諾している場合には、求人情報は掲載できません。
金銭の支払いが必要
応募者からの支払いを必要とする求人情報は掲載できません。
編集コンテンツ
ユーザーが求人の内容を理解して簡単に応募できるよう、求人情報に付加価値を与えない要素(閲覧を妨げるようなテキストや画像、過度な広告、気が散るような広告など)を含む、不正なページと見なされるコンテンツは認められません。
文法的に正しくないコンテンツは許可されません。コンテンツの言語または表記体系に適用される基本的な文法規則(大文字アルファベットは適切に使用し、すべて大文字で書かないようにするなど)に従い、頭字語や略語は広く理解されている場合のみ使用します。
構造化データタイプの定義
ここでは、求人情報に関連する構造化データタイプについて説明します。
コンテンツが求人情報として Google 検索に表示されるようにするには、必須プロパティを含める必要があります。また、推奨プロパティを使用すると、コンテンツについてさらに詳しい情報を追加できるため、ユーザー エクスペリエンスの向上につながります。
JobPosting
JobPosting
の定義の全文は schema.org/JobPosting で確認できます。
Google がサポートしているプロパティを以下に示します。
必須プロパティ | |
---|---|
datePosted |
雇用主が求人情報を投稿した最初の日付(ISO 8601 形式)。たとえば、"2017-01-24"、"2017-01-24T19:33:17+00:00" のように指定します。 "datePosted": "2016-02-18" |
description |
HTML 形式での求人の詳細な説明。
その他のガイドライン:
|
hiringOrganization |
求人をしている組織。会社名を指定する必要があります(例: “Starbucks, Inc”)。所在地は含めないでください(例: “Starbucks on Main Street”)。次に例を示します。 "hiringOrganization": { "@type": "Organization", "name": "MagsRUs Wheel Company", "sameAs": "http://www.magsruswheelcompany.com" }
組織が匿名で採用を行っている場合(たとえば、匿名の雇用主の代理である人材派遣会社や、利用しているプラットフォーム上で直接採用を行う雇用主の場合)は、 サードパーティの求人サイトのロゴ サードパーティの求人サイトでは、組織の Google ナレッジパネルに表示されている画像とは異なる、特定の組織用のロゴを表示できます。特定の採用側組織のロゴとして別の画像を表示するには、該当のロゴのプロパティを "hiringOrganization": { "@type": "Organization", "name": "MagsRUs Wheel Company", "sameAs": "http://www.magsruswheelcompany.com", "logo": "https://www.example.com/images/logo.png" } |
jobLocation |
オフィスや作業現場など、従業員の職場となる特定の場所(求人情報を投稿した場所ではない)。できるだけ多くのプロパティを指定します。指定するプロパティが多いほど、ユーザーに対して質の高い求人情報を提供できます。なお、 "jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "streetAddress": "555 Clancy St", "addressLocality": "Detroit", "addressRegion": "MI", "postalCode": "48201", "addressCountry": "US" } } 複数の職場 職場が複数ある場合は、配列に リモートワーク 業務時間中、常にリモートワークする求人の場合、 |
title |
職務の名称(求人情報のタイトルではない)。たとえば、"Software Engineer"、"Barista" のように指定します。次に例を示します。 "title": "Software Engineer" おすすめの方法:
|
推奨プロパティ | |
---|---|
applicantLocationRequirements |
従業員が在宅勤務を行うために所在する必要のある地域。求人情報には、応募者が特定の地域に所在する必要があることを明記する必要があります。このプロパティは、応募者が 1 つ以上の地域に所在していてもよく、その仕事が完全にリモートワークの場合に必須です。 次の例は、米国内のどこからでもリモートワークできることを示しています。 "applicantLocationRequirements": { "@type": "Country", "name": "USA" }, "jobLocationType": "TELECOMMUTE" 次の例は、カナダ国内からリモートワークするか、ミシガン州デトロイトにある特定の職場で勤務できることを示しています。 "jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "streetAddress": "555 Clancy St", "addressLocality": "Detroit", "addressRegion": "MI", "postalCode": "48201", "addressCountry": "US" } }, "applicantLocationRequirements": { "@type": "Country", "name": "Canada" }, "jobLocationType": "TELECOMMUTE" |
baseSalary |
雇用主から提示された実際の基本給(概算額ではない)。
次に例を示します。 "baseSalary": { "@type": "MonetaryAmount", "currency": "USD", "value": { "@type": "QuantitativeValue", "value": 40.00, "unitText": "HOUR" } } 給与の範囲を指定する場合は、 "baseSalary": { "@type": "MonetaryAmount", "currency": "USD", "value": { "@type": "QuantitativeValue", "minValue": 40.00, "maxValue": 50.00, "unitText": "HOUR" } } |
directApply |
求人情報に関連付けられた URL を使用して、その求人に直接応募できるかどうかを示します。 Google が言うところの「直接応募」は、求人への応募に必要なアクションによって定義されます。つまり、「直接応募」とは、ページ上に不必要な中間ステップがなく、簡潔かつ短いステップで応募プロセスを完了できる、ということを意味します。ユーザーが応募をクリックして応募フォームに記入し、応募プロセスに際して何度もログインしなければいけない場合は、「直接応募」が実現されていないことを示します。 次のいずれかの条件を達成している場合は、直接応募が実現されている可能性が高いことを示します。
|
employmentType |
雇用形態。次に例を示します。 "employmentType": "CONTRACTOR" 次の値(大文字と小文字を区別)から 1 つ以上を選択します。
"employmentType": ["FULL_TIME", "CONTRACTOR"] |
identifier |
求人に関する採用側組織の一意の識別子。 次に例を示します。 "identifier": { "@type": "PropertyValue", "name": "MagsRUs Wheel Company", "value": "1234567" } |
jobLocationType |
業務時間中、自宅など本人が選択した場所で常にリモートワークする求人の場合、このプロパティに 要件
次の例は、従業員がアリゾナ州ツーソンにある特定の職場で勤務するか、米国内でリモートワークできることを示しています。 "jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "addressLocality": "Tucson", "addressRegion": "AZ", "addressCountry": "US" } }, "jobLocationType": "TELECOMMUTE" |
validThrough |
求人情報が期限切れになる日付(ISO 8601 形式)。たとえば、"2017-02-24"、"2017-02-24T19:33:17+00:00" のように指定します。次に例を示します。 "validThrough": "2017-03-18T00:00" 求人情報に有効期限がない場合や、求人情報がいつ期限切れになるかがわからない場合は、このプロパティを指定しないでください。求人情報が期限切れになる前に採用が決まった場合は、求人情報を削除してください。 |
学歴と経験のプロパティ(ベータ版)
推奨される JobPosting
プロパティに加えて、次のベータ版プロパティを追加して、求人情報で求められる学歴と経験に関する詳細情報を記述できます。
この情報の使用方法はまだ開発中のため、すぐには Google 検索に表示されない、またはその効果が表れない場合もあります。
以下は、学士号と 3 年間の実務経験が必要な求人情報の例です。
<html> <head> <title>Software Engineer</title> <script type="application/ld+json"> { "@context" : "https://schema.org/", "@type" : "JobPosting", "title" : "Software Engineer", "educationRequirements" : { "@type" : "EducationalOccupationalCredential", "credentialCategory" : "bachelor degree" }, "experienceRequirements" : { "@type" : "OccupationalExperienceRequirements", "monthsOfExperience" : "36" }, "description" : "<p>Google aspires to be an organization that reflects the globally diverse audience that our products and technology serve. We believe that in addition to hiring the best talent, a diversity of perspectives, ideas and cultures leads to the creation of better products and services.</p>", "identifier": { "@type": "PropertyValue", "name": "Google", "value": "1234567" }, "datePosted" : "2024-01-18", "validThrough" : "2024-03-18T00:00", "employmentType" : "CONTRACTOR", "hiringOrganization" : { "@type" : "Organization", "name" : "Google", "sameAs" : "https://www.google.com", "logo" : "https://www.example.com/images/logo.png" }, "jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "streetAddress": "1600 Amphitheatre Pkwy", "addressLocality": ", Mountain View", "addressRegion": "CA", "postalCode": "94043", "addressCountry": "US" } }, "baseSalary": { "@type": "MonetaryAmount", "currency": "USD", "value": { "@type": "QuantitativeValue", "value": 40.00, "unitText": "HOUR" } } } </script> </head> <body> </body> </html>
推奨プロパティ(ベータ版) | |
---|---|
educationRequirements |
求人情報に必要な学歴。学歴要件がない場合は、 このプロパティは、配列内で繰り返し可能です。例: "educationRequirements": [ { "@type": "EducationalOccupationalCredential", "credentialCategory": "bachelor degree" }, { "@type": "EducationalOccupationalCredential", "credentialCategory": "postgraduate degree" } ] |
educationRequirements.credentialCategory |
求人情報に必要な学位。次のいずれかの値を使用します。
このプロパティを追加したうえで、引き続き |
experienceRequirements |
求人情報に必要な経験。経験要件がない場合は、
このプロパティを追加したうえで、引き続き |
experienceRequirements.monthsOfExperience |
求人情報に必要な経験における最小月数。 より複雑な経験要件がある場合は、応募者に必要な経験の最小要件(月数)を指定してください。次に例を示します。
|
experienceInPlaceOfEducation |
ブール値 このプロパティが true に設定されている場合、求人情報で正式な教育資格の代わりに経験を認めるかどうかを示します。true に設定すると、 |
トラブルシューティング
構造化データの実装またはデバッグで問題が発生した場合は、以下のリソースが参考になります。
- コンテンツ管理システム(CMS)を使用している場合や、サイトが他者によって管理されている場合は、それに応じて支援を依頼してください。その際は、問題の詳細を含む Search Console のメッセージを必ず転送してください。
- 構造化データを使用するコンテンツが必ず検索結果に表示されるとは限りません。コンテンツがリッチリザルトに表示されないときのよくある原因については、構造化データに関する一般的なガイドラインをご覧ください。
- 構造化データにエラーがある可能性があります。構造化データエラーの一覧を確認してください。
- 構造化データへの手動による対策をページに対して実施すると、ページ上の構造化データが無視されるようになります(ただし、Google 検索結果にはページは引き続き表示されます)。構造化データの問題を修正するには、手動による対策レポートを使用します。
- ガイドラインを再度確認し、コンテンツがガイドラインを遵守していないことを確認します。スパム コンテンツまたはスパム マークアップの使用が原因で、問題が発生する場合がありますが、これは構文の問題ではない可能性があり、リッチリザルト テストでは特定できません。
- リッチリザルトが見つからない場合またはリッチリザルトの合計数が不足している場合のトラブルシューティングをご覧ください。
- 再クロールとインデックスの再登録に要する時間を考慮してください。ページを公開した後、Google が対象のページを検出してクロールするまでに数日を要する場合があることに留意してください。クロールとインデックス登録に関する一般的な質問については、Google 検索のクロールとインデックス登録に関するよくある質問をご覧ください。
- Google 検索セントラル フォーラムでもご質問をお受けしています。
求人情報が求人の検索結果に表示されない場合や、Search Console でスパム行為のある構造化マークアップを対象にした手動による対策を受けた場合は、一般的な問題の解決策をお試しください。それでも問題が解決しない場合は、ガイドラインを確認してください。
構造化データが間違ったページにある
error 問題の原因: 求人リストのページ(1 件以上の求人情報を含む検索結果ページ)に JobPosting
構造化データがあります。JobPosting
構造化データは、求人情報ページ(1 件の求人を含むページで、検索結果ページではないページ)にのみ配置する必要があります。「構造化データのポリシー違反 - リスティング ページに個々の求人の構造化データを含めることはできません」という Search Console のメッセージが表示される場合があります。
done 問題の修正方法
JobPosting
構造化データをリストページから削除します。JobPosting
構造化データは、1 件の求人情報の専用ページにのみ配置してください。- 問題を解決したら、再審査を受けるためにサイトを送信します。
コンテンツが構造化データと一致しない
error 問題の原因: そのページの構造化データと一致しないコンテンツがページに含まれています。たとえば、ページ上の職務名が title
プロパティで指定されている値と一致しない場合があります。スパム行為のあるコンテンツ(クリックベイトの名称や説明など)、偽の求人、求人情報が実際の仕事を表現していない場合なども考えられます。
もう 1 つの例は、給与がマークアップに含まれているのに、求人ページには含まれていない場合です。マークアップのすべての情報を求人ページに表示する必要があることから、これはコンテンツ ガイドラインにも違反します。
例の詳細なリストについては、コンテンツ ポリシーの例をご覧ください。「構造化データのポリシー違反 - ページ上のコンテンツがページの構造化データと異なっています」という Search Console のメッセージが表示される場合があります。
done 問題の修正方法
- 構造化データがページ上の実際のコンテンツと一致し、実際の仕事を表しており、ユーザーを誤解させることがないことを確認します。
- URL 検査ツールを使用して、レンダリングされたページにコンテンツが表示されていることを確認します(レンダリングされたページは Google から見えるページの状態です)。
- 問題を解決したら、再審査を受けるためにサイトを送信します。
期限切れの求人がまだ公開されている
error 問題の原因: 求人の有効期限が切れているにもかかわらず、まだユーザーが Google の求人エクスペリエンスからそのページにアクセスできるようになっています。通常、次のような理由があります。
validThrough
プロパティがないか、過去の日付に設定されていません。- ページがまだ公開されています。
- 求人情報の応募機能のフローが期限切れになった求人情報ページにリンクしています。
- 求人が期限切れになっても、
JobPosting
構造化データがページにまだ存在しています。
「構造化データのポリシー違反 - 有効期限が切れた求人の JobPosting 構造化データ」という Search Console のメッセージが表示される場合があります。
done 問題の修正方法
- 次のいずれかの方法で、期限が切れた求人情報を削除します。
validThrough
プロパティが設定されていて、その期間を過ぎていることを確認します。- ページを完全に削除します(ページのリクエストに対して
404
または410
ステータス コードが返されるようになります)。 JobPosting
構造化データをページから削除します。
- Indexing API を使用して常に最新の情報を Google に提供します。
- 問題を解決したら、再審査を受けるためにサイトを送信します。
応募機能がない
error 問題の原因: 求人情報ページ上に、ユーザーが求人に応募するための手段がありません。「構造化データのポリシー違反 - 求人ページで申し込みを送信できません」という Search Console のメッセージが表示される場合があります。
done 問題の修正方法
- ページ上に、ユーザーが求人に応募する方法を用意します。
- 問題を解決したら、再審査を受けるためにサイトを送信します。
ロゴが間違っている
error 問題の原因: サイトに Google ナレッジパネルがないか、ナレッジパネルでサイトのロゴではない間違った画像が表示されています。Google では、会社のナレッジパネル カードに表示されている画像と同じロゴを求人情報に使用します。Google がロゴを選択する仕組みについて詳しくは、会社のロゴを更新するをご覧ください。
done 問題の修正方法
この問題を修正する方法は 2 つあります。
hiringOrganization.logo
プロパティで、正しいロゴを指定します。画像の幅と高さの比率が 0.75~2.5 の範囲内であることを確認してください。構造化データの更新は、Google ナレッジパネルの更新よりも早く済み、ナレッジパネルの認証を受ける必要はありません。- ナレッジパネルの変更を提案します。ナレッジパネルを更新すると、Google での組織の掲載方法をより詳細に管理できますが、更新に時間がかかることがあります。ロゴの問題をすぐに修正する必要がある場合は、
hiringOrganization.logo
プロパティを追加してください。
求人の場所が実在しない、または間違っている
error問題の原因: jobLocation
、addressLocality
、addressRegion
の各プロパティに指定された値が Google で認識されていません。Google は地域情報を実際の場所と一致させようとしましたが、指定された地域は実在しないか、間違っています。
done 問題の修正方法
- 構造化データに
jobLocation
、addressLocality
、またはaddressRegion
の値が含まれていることを確認します(地域によって異なります。地域に関するすべてのプロパティが該当するわけではありません)。 - 地域の修正を検証します。
- リッチリザルト テストを開きます。
- 求人情報の URL を [URL を取得] ボックスに入力します。
- [検証] をクリックします。
- [プレビュー] をクリックします。
成功: Google 検索プレビュー ツールに正しい求人情報の地域が表示されます。
やり直し: Google 検索プレビュー ツールで求人の地域について「false」と表示されます。地域が実在の場所かどうかを確認してください。
Search Console でリッチリザルトを監視する
Search Console は、Google 検索におけるページのパフォーマンスを監視できるツールです。Search Console に登録していなくても Google 検索結果に表示されますが、登録することにより、Google がサイトをどのように認識しているかを把握して改善できるようになります。次の場合は Search Console を確認することをおすすめします。
構造化データを初めてデプロイした後
ページがインデックスに登録されたら、関連するリッチリザルトのステータス レポートを使用して、問題がないかどうかを確認します。有効な項目が増え、無効な項目が増えていない状態が理想的です。構造化データに問題が見つかった場合の手順は次のとおりです。
- 無効な項目を修正します。
- 一般公開 URL の検査を行い、問題が解決したかどうかを確認します。
- ステータス レポートを使用して検証をリクエストします。
新しいテンプレートをリリースした後やコードを更新した後
ウェブサイトに大幅な変更を加えた場合は、構造化データの無効な項目が増加しないかどうか監視します。- 無効な項目が増加した場合は、新しく公開したテンプレートが正常に機能していないか、既存のテンプレートの新しい操作方法に問題があると考えられます。
- 有効な項目が減少している(無効な項目の増加と一致しない)場合は、ページに構造化データが埋め込まれていない可能性があります。URL 検査ツールを使用して問題の原因を特定します。
トラフィックを定期的に分析する場合
パフォーマンス レポートを使用して Google 検索のトラフィックを分析します。このデータから、検索でページがリッチリザルトとして表示される頻度、ユーザーがページをクリックする頻度、検索結果におけるページの平均掲載順位がわかります。この結果は、Search Console API を使用して自動的に取得することもできます。Google アナリティクスでカスタム UTM パラメータを使用する
カスタムの UTM パラメータを使って、求人の詳細ページからサイトにユーザーを誘導した後のアクセスを追跡できます。Google アナリティクスまたはその他のサードパーティ トラッキング ツールで使用できるパラメータは次のとおりです。
utm_campaign=google_jobs_apply
utm_source=google_jobs_apply
utm_medium=organic
トラフィックで予想外の変動や不一致が発生している場合は、トラブルシューティングに沿って問題を特定し解決してください。
ご利用いただける地域
Google の求人検索機能をご利用いただける地域は世界中に広がっています。現在、以下の地域でご利用いただけます。
- アジア: 次の国でご利用いただけます。
- バングラデシュ
- 香港
- インド
- インドネシア
- 日本
- カザフスタン
- キルギス
- マレーシア
- パキスタン
- フィリピン
- シンガポール
- スリランカ
- 台湾
- タイ
- ウズベキスタン
- ベトナム
- ヨーロッパ: 次の国でご利用いただけます。
- オーストリア
- ベラルーシ
- ベルギー
- デンマーク
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- イタリア
- オランダ
- ポルトガル
- ロシア
- スペイン
- スイス
- 英国
- 南米: 全地域でご利用いただけます。
- 中東および北アフリカ: 次の国でご利用いただけます。
- アルジェリア
- バーレーン
- エジプト
- イラク
- ジョーダン
- クウェート
- レバノン
- リビア
- モロッコ
- オマーン
- パレスチナ
- カタール
- サウジアラビア
- チュニジア
- アラブ首長国連邦
- 北米: 全地域でご利用いただけます。
- サハラ以南のアフリカ: 全地域でご利用いただけます。