ウェイポイントには、ルートの計算方法を変更する位置情報修飾子(heading
や sideOfRoad
の設定など)を含めることができます。
車両の進行方向を指定する
ウェイポイントを定義するには、緯度と経度の座標のペアとして地理的な Location(REST)または Location(gRPC)を指定します。
位置情報では、各ウェイポイントに到達したときに車両が向く方向を指定することもできます。この機能を使用すると、乗車を待っているお客様と同じ側の道路に車両が到着するようにできます。進行方向を指定しない場合、車両が道路の反対側に到着する可能性があります。
向きの値は、コンパスの方向に沿った整数値です。範囲は 0 ~ 359 です。たとえば、値 0 は真北の向きを意味します。
次の例は、ウェイポイントに heading
を設定する方法を示しています。
{ "origin":{ "location":{ "latLng":{ "latitude": 37.419734, "longitude": -122.0827784 }, "heading": 127 } }, ...
道路の通行側の指定
位置を表現するには、Waypoint(REST)または Waypoint(gRPC)オブジェクトを作成します。緯度と経度のペアで定義された位置は、道路の特定の側に対応できます。ただし、ルート最適化をサポートするために、指定した場所の反対側の道路に経由地を設定することもできます。
ウェイポイントは sideOfRoad
プロパティをサポートしています。これは、ウェイポイントの位置で、位置で指定された道路の同じ側に車両を停車することを優先することを示します。
ルートで優先道路側を使用するように、Waypoint の sideOfRoad
プロパティを true
に設定します。ルートはその場所を通るため、車両は場所の向いている側の道路端に停車できます。
次の例は、ウェイポイントに sideOfRoad
を設定する方法を示しています。
{ "origin":{ "location":{ "latLng":{ "latitude": 37.419734, "longitude": -122.0827784 } }, "sideOfRoad": true }, ...