対象: この機能は、Android、iOS、JavaScript、Maps Static で表示されます。
表示中の地図のズームレベルに応じて対象物をハイライト表示することで、ユーザーのニーズに合わせて地図をカスタマイズできます。たとえば、ユーザーが特定の場所をズームインしたら、その地図上の場所や道路がハイライト表示されるようにできます。
地図上の対象物の要素は、地図のあらゆるズームレベルで常に同じスタイルで表示するよう設定できます。また、一部の要素については、ズームレベルの違いに応じて別のスタイルにすることもできます。
すべての対象物でズームレベルをカスタマイズできるわけではありません。地図上の対象物の要素の中で、ズームレベルのスタイル設定が可能なものには、右側にひし形のアイコンがあります。
ズームレベルのスタイル設定を理解する
ズームレベルは 0 から始まり、最大の 22 までズームアウトすると世界全体が表示されます。また、最大限にズームインすると、その地図の最も細かい要素が表示されます。keyzoom は、新しいスタイルの適用を始めるズームレベルです。
ズームレベルに応じて地図上の対象物に異なるスタイルを設定した場合、各スタイルはご指定のレベルよりも上の(さらにズームインした)すべてのレベルで適用され、別のスタイルが指定されたズームレベルに達すると、その別のスタイルが適用されます。ズームレベル 0 には必ず現在のスタイルが適用されます。
例: ズームレベル 5 と 10 にスタイルを設定した場合:
- ズームレベル 5 のスタイルは、ズームレベル 5~9 まで適用されます。
- ズームレベル 10 のスタイルは、ズームレベル 10~22 まで適用されます。
- ズームレベル 0~4 では、現在のスタイルが維持されます。
ズームレベルに応じて地図上の対象物に適用されるカスタム スタイルは、地図上の対象物全体に適用されるどのカスタム スタイルよりも優先されます。
さまざまなズームレベルでカスタマイズする
Cloud コンソールで [地図のスタイル] に移動して、必要に応じてプロジェクトを選びます。
地図のスタイルを作成するか既存のスタイルを開き、[スタイル エディタでカスタマイズ] を選択します。詳しくは、地図のスタイルを作成するをご覧ください。
[地図上の対象物] ペインで、カスタマイズする地図上の対象物を選びます。ペインが開き、カスタマイズ可能な要素が表示されている様子
ズームレベルのスタイル設定を追加する要素で、その右にあるひし形ズームアイコンを選択し、ズームレベルのスタイル設定ペインを開きます。
[現在のズーム] の横で、カスタマイズするズームレベルを選びます。すると、そのズームレベルに合わせてプレビュー用の地図が調整されます。
[Keyzoom を追加] を選択します。
ズームレベルのスタイル設定ペインの表示が変わり、現在のスタイル(このケースでは黒)でズームレベル 0 が表示されます。また、ご指定のズームレベル用のラインが追加されます。このズームレベルのスタイルを設定し、必要に応じてズームレベル 0 のスタイルも設定します。
別のズームレベルを設定するには、[現在のズーム] を変更して再び [Keyzoom を追加] を選択し、リストに別のズームレベルを追加します。その後も必要に応じて、ズームレベルのスタイルの追加と設定を続けます。
作業が完了したら、ズームレベルのスタイル設定ペインを閉じます。
ズームレベルのスタイル設定を保存して公開する
地図のスタイル設定の変更を保存するには、[保存] を選択します。
地図のスタイルに関連付けたマップ ID で変更を公開するには、[公開] を選択します。
ズームレベルのスタイルを削除する
[地図上の対象物] ペインで、カスタマイズする地図上の対象物を選びます。
ズームレベルのスタイルを削除する要素の右側にある、小さなひし形ズームアイコンを選択します。ズームレベルのスタイルが設定された要素には、青で塗りつぶされたひし形アイコンが表示されています。
スタイルを削除するズームレベルの横にあるゴミ箱アイコンを選択し、そのスタイルを削除します。
[×] を選択し、ズームレベルのスタイル設定ペインを閉じます。
ズームレベルのスタイルをすべて削除する
地図上の対象物の要素ペインで、ズームレベルのスタイル設定ペインを開きます。
削除するズームレベルの横にある各ゴミ箱アイコンを選択して、すべてのスタイルを削除します。
地図上の対象物の要素からカスタム スタイルをすべて削除する場合は、要素ペインの中で、対象の要素名の横にあるマイナス アイコンを選択します。