テスト広告を有効にする

このガイドでは、広告を組み込む際にテスト広告を有効にする方法について説明します。開発中はテスト広告を有効にして、Google 広告主への課金を生じずに広告をクリックできるようにすることが重要です。テストモードを使わずに多くの広告をクリックすると、無効なアクティビティとしてアカウントが警告を受ける恐れがあります。

テスト広告を受信するには、次の 2 つの方法があります。

  1. Google のデモ広告ユニットを使用する。
  2. 独自の広告ユニットを使用し、テストデバイスを有効にする。

前提条件

デモ広告ユニット

テストを有効にする最も簡単な方法は、Google が提供するデモ広告ユニットを使用することです。これらの広告ユニットは AdMob アカウントと関連付けられていないため、アカウントで無効なトラフィックが発生するリスクがありません。

各フォーマットのテスト クリエイティブを参照するデモ広告ユニットを次に示します。

広告フォーマット デモ広告ユニット ID
アプリ起動 ca-app-pub-3940256099942544/9257395921
アダプティブ バナー ca-app-pub-3940256099942544/9214589741
固定サイズのバナー ca-app-pub-3940256099942544/6300978111
インタースティシャル ca-app-pub-3940256099942544/1033173712
リワード広告 ca-app-pub-3940256099942544/5224354917
リワード インタースティシャル ca-app-pub-3940256099942544/5354046379
ネイティブ ca-app-pub-3940256099942544/2247696110
ネイティブ動画 ca-app-pub-3940256099942544/1044960115

テストデバイスを有効にする

本番環境の広告でより厳密なテストを行いたい場合は、デバイスをテストデバイスとして設定し、AdMob 管理画面で作成した独自の広告ユニット ID を使用できます。テストデバイスは、AdMob 管理画面で追加することも、Google Mobile Ads SDK を使ってプログラムで追加することもできます。

ご利用のデバイスをテストデバイスとして追加する手順は次のとおりです。

AdMob 管理画面でテストデバイスを追加する

プログラムによらない方法でテストデバイスを追加し、新規または既存のアプリビルドをテストする場合は、AdMob 管理画面を使用します。詳細

プログラムでテストデバイスを追加する

開発中のアプリで広告をテストする場合は、次の手順に沿ってプログラムでテストデバイスを登録します。

  1. 広告統合アプリを読み込み、広告リクエストを行います。
  2. logcat 出力で次のようなメッセージを確認します。ここには、デバイス ID とテストデバイスとしてデバイスを追加する方法が示されています。
    I/Ads: Use RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds(Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231"))
    to get test ads on this device."
    テストデバイスの ID をクリップボードにコピーします。
  3. コードを変更して、RequestConfiguration.Builder.setTestDeviceIds() を呼び出し、テスト用のデバイス ID のリストに渡します。

    Java

    List<String> testDeviceIds = Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231");
    RequestConfiguration configuration =
        new RequestConfiguration.Builder().setTestDeviceIds(testDeviceIds).build();
    MobileAds.setRequestConfiguration(configuration);
    

    Kotlin

    val testDeviceIds = Arrays.asList("33BE2250B43518CCDA7DE426D04EE231")
    val configuration = RequestConfiguration.Builder().setTestDeviceIds(testDeviceIds).build()
    MobileAds.setRequestConfiguration(configuration)
    
    必要に応じて isTestDevice() をチェックして、デバイスがテストデバイスとして正しく追加されたことを確認できます。
  4. アプリを再実行します。広告が Google 広告の場合、広告(バナー、インタースティシャル、動画リワード)の上部中央にテスト広告というラベルが表示されます。

    ネイティブ アドバンス広告の場合、広告見出しアセットの先頭に文字列「テスト広告」が追加されます。

このテスト広告ラベルがある広告はクリックしても問題ありません。テスト広告のリクエスト、インプレッション、クリックは、アカウントのレポートに記録されません。

注: [テスト広告] ラベルを表示するには、11.6.0 以降の SDK バージョンを使用する必要があります。

メディエーションによるテスト

Google のサンプル広告ユニットには Google 広告のみが表示されます。AdMob メディエーションの設定をテストするには、テストデバイスを有効にする方法を使用してください。

メディエーション対象広告には、テスト広告ラベルが表示されません。そのため、これらのネットワークから無効なアクティビティの警告を受けないように、お客様が責任をもって個々のメディエーション ネットワークでテスト広告を有効にしてください。詳しくは、各ネットワークのメディエーション ガイドをご覧ください。

メディエーション広告ネットワーク アダプタがテスト広告をサポートしているかどうか不明な場合は、開発中にそのネットワークからの広告をクリックしないでください。どの広告フォーマットでも getMediationAdapterClassName() メソッドを使用すると、現在の広告を配信した広告ネットワークを特定できます。