Solar API は、場所データを使用して建物のタイプを特定し、衛星画像に基づいて建物を識別します。このページでは、buildingInsights
リクエストで返される建物のソーラー情報を確認する方法について説明します。
建物のタイプ
Solar API は、タイプ premise
の建物をサポートしています。このタイプは、名前のある場所を示します。通常は、共通の名前を持つ建物や建物群です。
subpremise
や複合施設(premise
として登録されていない限り、単一の敷地に建てられた分離型の建物など)などの他のタイプはサポートされていません。
建物の屋根
Solar API は、衛星画像に基づいて屋上の太陽光パネルの最適な配置を特定します。住宅、特に傾斜屋根や勾配屋根の建物は高い精度で識別されますが、平屋根の建物(アパートや商業ビルなど)は精度が異なる場合があります。
buildingInsights
レスポンスに solarPanelConfigs
フィールドが含まれていない場合、建物は正しく処理されていますが、屋根にパネルを設置できませんでした。これは、屋根が小さすぎてパネルを設置できない場合や、日陰が強すぎてパネルで十分なエネルギーを生成できない場合に発生することがあります。
住所からの検索
住所を緯度と経度の座標に変換するには、Geocoding API または Place Autocomplete API を使用します。
place_id
を使用して、一致したプレイスを参照します。Solar API の
buildingInsights
リクエストで、場所の緯度と経度の座標を使用します。- Solar API が一致する建物を見つけたら、
buildingInsights
レスポンスのplace_id
が Geocoding API または Place Autocomplete API のplace_id
と一致することを確認します。 - 結果を
premise
タイプのプレイスに限定するには、Geocoding API または Places API のレスポンスにプレイスタイプ フィルタを追加します。{ "name": "buildings/ChIJh0CMPQW7j4ARLrRiVvmg6Vs", "center": { "latitude": 37.4449739, "longitude": -122.13914659999998 },... }
- Solar API が一致する建物を見つけたら、
オープンソースのサンプルアプリを使用するか、buildingInsights
リクエストを実行して、Solar API の対象となる建物の place_id
を確認できます。
地図上で場所を選択する
Maps JavaScript API を使用して、ユーザーが地図上で建物を指定できるようにすることで、補完的なエクスペリエンスを提供することもできます。マウスイベントから建物の緯度と経度を抽出し、それらの座標を buildingInsights
リクエストに渡します。