トランザクション メッセージの概要

Transaction メッセージは、客室、料金、パッケージに関するデータを Google に送信します。トランザクション メッセージには主に次の 2 種類があります。

1. 旅行プランのデータ: 条件の組み合わせと旅行プランのデータ（以下を含む）を定義します。

   • ホテルの料金と在庫: 特定の要件を満たす旅行プランの最小価格を設定します。詳細については、料金の更新をご覧ください。客室を在庫から削除することもできます。詳しくは、広告枠を削除するをご覧ください。

   • 条件の組み合わせ: 物理的な客室と追加サービスのパッケージを組み合わせた宿泊プランの料金を設定します。詳しくは、条件の組み合わせをご覧ください。Google は Transaction メッセージの内容をキャッシュに保存し、常に料金を利用できるようにします。キャッシュ内の値が最新ではないと判断された場合、Google は追加の <Query> メッセージ（または場合によってはライブ料金クエリ）を送信して、最新の料金を取得することがあります。通常、このデータは頻繁に変更されます。Transaction メッセージの料金と空室状況を定義するには、<Result> を使用します。

2. 客室とパッケージのメタデータ: 客室とパッケージに関する詳細（説明、写真、最大宿泊人数など）を指定します。このデータは頻繁に変更されません。メタデータ Transaction メッセージを定義するには、<PropertyDataSet> を使用します。このメタデータは Google によって保存されるため、料金メッセージで参照できます。これにより、客室やパッケージに関する情報をメッセージごとに繰り返す必要がなくなります。詳しくは、客室とパッケージのメタデータを定義するをご覧ください。

Transaction メッセージのルート要素は <Transaction> です。ルート要素として <Transaction> 要素を使用するメッセージには、少なくとも 1 つの子要素が必要です。トランザクション メッセージには、メッセージの合計サイズが 100 MB を超えなければ、子要素をいくつでも含めることができます。

Google のリクエストに応答する Transaction メッセージの例については、料金と客室在庫（トランザクション）XML リファレンスをご覧ください。

配信モード

トランザクション メッセージの送信タイプと頻度は、配信モードによって異なります。

• プル配信モードでは、Google から <Query> を受信したときに Transaction メッセージを送信します。
• 変更済み料金配信モードでは、<HintRequest> と <Query> を受信して応答した後に、Transaction メッセージを送信します。

詳細については、料金の配信モードをご覧ください。

ライブ料金クエリ

配信モードに関係なく、Google からライブ料金クエリと呼ばれるリクエストが送信されることもあります。これらのクエリ メッセージは、現在の検索に応答して料金を検索します。指定された時間内に応答すれば、お客様の広告はオークションに配信されます。通常、この時間枠は数百ミリ秒です。国やデバイスの種類、指定した宿泊人数など、お客様に適した結果を表示することもできます。詳細については、ライブ料金クエリをご覧ください。

メッセージのサイズ

1 つのトランザクション メッセージにデータ更新を任意の組み合わせで含めることができますが、各メッセージのサイズには 100 MB の上限があります。通常、すべての Pull リクエストとヒント リクエストには 100 秒の応答時間の制限があります。タイムアウトは、リクエストに応じて Google が調整できる構成可能なフィールドです。非常に大きなメッセージの場合は、タイムアウトを 10 分に設定することをおすすめします。

メッセージのサイズを大幅に削減し、メッセージのサイズやタイムアウトに関する問題を回避するには、Transaction メッセージを使用して客室とパッケージのメタデータを事前に定義します。メッセージ ヘッダーに Content-Encoding: gzip を追加して、GNU 圧縮コンテンツをメッセージに追加することもできます。