概要
このガイドでは、インドのお客様向けに、Google Maps Platform の従量課金制モデルに移行する方法について説明します。
移行後も、Google Asia Pacific Pte. Ltd. が引き続き Google Maps Platform のサービス プロバイダとなります。
要点
- 2019 年 11 月 18 日より、インドでの Google Maps Platform サービスの提供が開始されました。
- インドで Google Maps Platform をご利用のお客様には、このサービスの料金をお支払いいただく必要があります。
- Google Maps Platform と Google Cloud Platform サービスの両方の料金をインドの同じ請求先アカウントでお支払いいただくことはできません。
- Google Maps Platform の料金を正しく支払うためには、専用の新しい請求先アカウントが必要です。
- Google Maps Platform をご利用のお客様(インドを含む)は、毎月 200 ドル分の無料枠をご利用いただけます。
- Google Maps Platform で 200 ドル分を超える Maps API 呼び出しを行うと、超過分に対して課金されます。
オンラインのセルフサービスをご利用のお客様
- 持っている請求先アカウントの種類がわからない
- 対応が必要かどうかを確認する
- 同じプロジェクトで Google Cloud Platform と Google Maps Platform の両方が使用されている請求先アカウント
- 別々のプロジェクトで Google Cloud Platform と Google Maps Platform の両方が使用されている請求先アカウント
持っている請求先アカウントの種類がわからない
Google Asia Pacific を通じて米ドルで料金が請求される請求先アカウントは、Google Maps Platform サービスに対応しています。Google Cloud India を通じてインドルピーで料金が請求される請求先アカウントは、Google Maps Platform サービスに対応していません。この情報は、請求先アカウントの概要と請求書で確認できます。
請求先アカウントの種類を確認するには:
- [お支払いの概要] に移動します。
- 米ドルで請求されているかどうかを確認します。
- 米ドルで請求されている場合、特に対応は必要ありません。
- 米ドルで請求されていない場合は、必要な対応を確認するの手順に従います。
対応が必要かどうかを確認する
請求先アカウントで使用量の種類を確認するには:
- 請求レポートに移動します。
- SKU でグループ分けを行います。
- [プロダクト] 列を確認します。Google Maps Platform プロダクトが使用されていない場合は、請求先アカウントのプロジェクトに対して何も行う必要はありません。それ以外の場合は、以下の手順に従って、対応が必要なプロジェクトを特定します。
- 右側のパネルの [フィルタ] で、[プロジェクト] プルダウンを使用してプロジェクトごとにフィルタを追加します。
- 各プロジェクトを個別にチェックし、Google Maps Platform プロダクトが使用されているかどうかを確認します。
- プロジェクトが以下に該当する場合:
同じプロジェクトで GCP と Google Maps Platform の両方が使用されている請求先アカウント
Google Maps Platform に移行する手順は以下のとおりです。移行に関するチュートリアル動画も併せてご覧ください。
Google Maps Platform の新しい請求先アカウントを作成する:
- Google Cloud Platform Console に移動します。
- 左側のナビゲーション メニューを開き、[お支払い] を選択します。
- ページ上部で既存の請求先アカウントの名前をクリックし、[請求先アカウントを管理] をクリックします。
- [アカウントを作成] をクリックします。
- 新しい請求先アカウントの名前を入力し、その請求先アカウントの支払い対象となるビジネス(この場合は Google Maps Platform)を選択します。
- [送信して課金を有効にする] をクリックします。
Google Maps Platform のみで使用する新しいプロジェクトを作成する:
- Cloud Console に移動します。
- 左側のメニューを開き、[IAM と管理] > [リソースの管理] を選択します。
- [リソースの管理] ページで、組織のプルダウンを選択して、プロジェクトを作成する組織を選択します。
- [プロジェクトの作成] をクリックします。
- [新しいプロジェクト] ページで、プロジェクト名を入力し、Google Maps Platform 用に作成した新しい請求先アカウントを選択します。
- プロジェクトをフォルダに追加する場合は、[場所] ボックスに該当するフォルダ名を入力します。
- 新しいプロジェクトの詳細を入力し終えたら、[作成] を選択します。
新しい API キーを作成する:
- Cloud Console に移動します。
- 左側のメニューを開き、[API とサービス] > [認証情報] を選択します。
- 認証情報のページで [認証情報を作成] プルダウンを選択し、[API キー] を選択します。
- [API キーを作成しました] ダイアログ ボックスに、新しく作成されたキーが表示されます。
- API キーをコピーすることもできます(API キーはコンソールからいつでも使用できます)。セキュリティの観点から、API キーを制限することを強くおすすめします。
その他の変更:
- Google Maps Platform の使用を認証する際に使用していた古い API キーを、マップの請求先アカウントで作成した新しい API キーに置き換えます。
- API キーの制限を追加します。
別々のプロジェクトで GCP と Google Maps Platform の両方が使用されている請求先アカウント
Google Maps Platform に移行する手順は以下のとおりです。移行に関するチュートリアル動画も併せてご覧ください。
Google Maps Platform の新しい請求先アカウントを作成する:
- Cloud Console に移動します。
- 左側のナビゲーション メニューを開き、[お支払い] を選択します。
- ページ上部で既存の請求先アカウントの名前をクリックし、[請求先アカウントを管理] をクリックします。
- [アカウントを作成] をクリックします。
- 請求先アカウントの名前を入力します。
- Google Maps Platform を選択します。
- [送信して課金を有効にする] をクリックします。
既存の Google Maps Platform プロジェクトを新しい請求先アカウントに移行する:
- Cloud Console に移動します。
- 左側のナビゲーション メニューを開き、[お支払い] を選択します。
- 請求先アカウントが複数ある場合は、現在のプロジェクトの請求を管理するためにリンクされている請求先アカウントを選択します。
- [この請求先アカウントにリンクされているプロジェクト] で、請求先を変更するプロジェクトの名前を探し、その横にあるメニューを選択します。
- [請求先アカウントを変更] を選択し、目的の請求先アカウントを選択します。
- [アカウントを設定] をクリックします。
その他の変更(省略可):
- 古い請求先アカウントを閉鎖します(Google Maps Platform のサービスで必要ない場合)。
- 予算アラートを再作成します。
- IAM ロールを再作成します。