外部 API

Google Apps Script は、ウェブ上のさまざまな API と連携できます。このガイドでは、スクリプトでさまざまなタイプの API を使用する方法について説明します。

公開 API に接続する

UrlFetch サービスを使用して、API リクエストを直接実行できます。

次の例では、GitHub API を使用して、「Apps Script」という単語が含まれ、スター数が 100 以上のリポジトリを検索します。この API リクエストには、認証や API キーは必要ありません。

var query = '"Apps Script" stars:">=100"';
var url = 'https://api.github.com/search/repositories'
  + '?sort=stars'
  + '&q=' + encodeURIComponent(query);

var response = UrlFetchApp.fetch(url, {'muteHttpExceptions': true});
Logger.log(response);

OAuth を使用してサービスにリクエストを送信する

ユーザーに代わって動作する API には通常、認可が必要です。多くの場合、OAuth プロトコルが使用されます。Apps Script にはプロトコルの組み込みサポートはありませんが、OAuth フローを実行し、リクエストで認証情報を送信するために使用できるオープンソース ライブラリがあります。

JSON を操作する

JSON オブジェクトの操作は XML の操作に似ていますが、JSON オブジェクトの解析やエンコードがはるかに簡単です。

リクエストされた API がリクエストの未加工の JSON レスポンスを返す場合、JSON 文字列レスポンスには HTTPResponse.getContentText() メソッドを使用してアクセスできます。この文字列を取得したら、文字列で JSON.parse() を呼び出すだけで、ネイティブ オブジェクトの表現を取得できます。

// Make request to API and get response before this point.
var json = response.getContentText();
var data = JSON.parse(json);
Logger.log(data.title);

同様に、リクエストを行うために JavaScript オブジェクトの文字列表現を作成するには、JSON.stringify() を使用します。

var data = {
  'entry': {
    'group': {
      'title': 'Dog Skateboarding',
      'description': 'My dog gets some serious air'
    },
    'keywords': 'dog, skateboard'
  }
}
var payload = JSON.stringify(data);
// Make request to API with payload after this point.

XML を解析

外部 API がリクエストの未加工の XML レスポンスを返す場合は、メソッド HTTPResponse.getContentText() を使用して XML レスポンスにアクセスできます。

// Make request to API and get response before this point.
var xml = response.getContentText();
var doc = XmlService.parse(xml);

API に XML リクエストを送信する場合は、XmlService メソッドを使用して送信する XML を作成します。

var root = XmlService.createElement('entry')
    .setAttribute('keywords', 'dog, skateboard');
var group = XmlService.createElement('group')
    .setAttribute('title', 'Dog Skateboarding');
    .setAttribute('description', 'My dog gets some serious air');
root.addContent(group);
var document = XmlService.createDocument(root);
var payload = XmlService.getPrettyFormat().format(document);
// Make request to API with payload after this point.