Elevation API の概要

Elevation API は、地球上の地点の高度データ、またはパス上でサンプリングした高度データを返すサービスです。

Elevation API を使用する理由

Elevation API を使うと、ルート上での高度や標高の変化を含む、高度に敏感なアクティビティ、ポジショニングを行うアプリケーション、低調査アプリケーションをサポートするアプリケーションを開発できます。たとえば、ハイキングとサイクリング、スキューバ ダイビングなどのアクティビティに対応する高度データを提供して、ゲインとロスのデータを提供できます。

Elevation API でできること

Elevation API を使用すると、アプリケーションや地図に高度データを追加できます。例:

  • 特定の場所の高度を取得します。
  • ルート沿いの 2 地点間の 2 つの地点間の差分を計算します。

Elevation API の仕組み

Elevation API は、緯度と経度の座標をエンコードした URL として、個別の地点として、またはパス上の一連の地点として、リクエストとして受け取ります。たとえば、このリクエストは、コロラド州デンバーの中心点の高度をクエリし、JSON 形式の戻り値を指定します。
  https://maps.googleapis.com/maps/api/elevation/json
  ?locations=39.7391536%2C-104.9847034
  &key=YOUR_API_KEY

サービスは指定された座標の高度を取得します。また、高度のない地点の高度も補間し、高度データを提供する 4 つの最も近い地点から返された平均値を提供します。最後に、ビジネスの全体的な解像度を決定します。

リソース

次の表に、Elevation API で使用可能なリソースと返されるデータの概要を示します。

データリソース 返されたデータ 戻り値の形式
緯度と経度の座標

データは、1 つ以上の場所のセットとして、または経路上の一連のデータとして指定できます。エンコードされた座標を指定することもできます。512 個の座標を渡します。

Elevation API は、地方平均海抜(LMSL)を基準とした高度(メートル単位)です。高度は、次のように正または負の値で返されます。

  • 正の値は、表面位置や高地湖の底部など、LMSL を超える位置を示します。
  • 負の値は、地表または海底の場所など、LMSL より下にある場所を示します。
  • [解像度] は、データポイントと標高の間の距離がメートル単位で表示されます。
  • JSON
  • XML

Elevation API の使い方

1 セットアップ。 Google Cloud プロジェクトの設定から始めて、次の設定手順を完了します。
2 高度をリクエストする API キーを取得したら、ブラウザから直接 Elevation API をテストできます。詳細については、スタートガイドサンプル リクエストをご覧ください。
3 より複雑なリクエストを作成する プロジェクトを設定したら、パスに沿って位置情報を提供するリクエストを試します。詳しくは、パスの指定 をご覧ください。
4 レスポンスの基本事項を理解する 高度データのレスポンスを調べて、アプリの高度データを使用する準備をします。詳しくは、高度レスポンスをご覧ください。
5 高度データを自分のアプリに組み込む 高度データを使用すると、スポーツ関連のアクティビティ向けやアンケート データ用など、位置情報ベースのアプリを強化できます。

利用可能なクライアント ライブラリ

次のいずれかのクライアント ライブラリを使用して、任意の言語でこの API を呼び出します。

Google マップ サービス向け Java クライアント、Python クライアント、Go クライアント、Node.js クライアントは、コミュニティがサポートするクライアント ライブラリであり、Apache 2.0 ライセンスの下でオープンソース化されています。GitHub からインストールしてください。GitHub にはインストール手順とサンプルコードも掲載されています。

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