血糖値データの書き込み

アプリは、com.google.blood_glucose データ型に書き込むことで、血糖値データを記録できます。このデータ型では、各データポイントは単一の瞬間的な血中血糖値を表します。データポイントには、血糖値、食事と睡眠の時間的な関係、測定された検体のソースのフィールドが含まれます。血糖値以外のすべての項目は任意です。

  • 血糖値は、mmol/L で測定します(1 mmol/L は 18 mg/dL に相当)。
  • 指定する場合、食事との一時的な関係は、FIELD_TEMPORAL_RELATION_TO_MEAL に示されている値のいずれかを持つ必要があります。
  • 食事の種類は、FIELD_MEAL_TYPE に記載されている値のいずれかにする必要があります。 食事の種類が不明な場合は、MEAL_TYPE_UNKNOWN を使用します。
  • 指定すると、睡眠との一時的な関係は、FIELD_TEMPORAL_RELATION_TO_SLEEP にリストされている値のいずれかを持つ必要があります。
  • 指定する場合、血糖値サンプルの供給元は、FIELD_BLOOD_GLUCOSE_SPECIMEN_SOURCE に記載されている値のいずれかである必要があります。

データソースを作成する

Android

血糖データポイントを書き込むには、次の例に示すように、TYPE_BLOOD_GLUCOSE の新しい DataSource を作成します。

val bloodGlucoseSource = DataSource.Builder()
    .setDataType(TYPE_BLOOD_GLUCOSE)
    // ...
    .build()

REST

血糖値データポイントを書き込むには、新しいデータソースを作成します。

HTTP メソッド

POST

リクエスト URL

https://www.googleapis.com/fitness/v1/users/me/dataSources

リクエストの本文

{
  "dataStreamName": "BloodGlucose",
  "type": "raw",
  "application": {
    "detailsUrl": "http://example.com",
    "name": "My Example App",
    "version": "1"
  },
  "dataType": {
    "name": "com.google.blood_glucose"
   }
}

レスポンス

データソースが正常に作成されると、レスポンスは 200 OK ステータス コードになります。レスポンスの本文には、後続のリクエストのデータソース ID として使用できる datasource.dataStreamId プロパティなど、データソースの JSON 表現が含まれます。

CURL コマンド

$ curl --header "Authorization: Bearer ya29.yourtokenvalue --request POST \
  --header "Content-Type: application/json;encoding=utf-8" --data @blood-glucose-ds.json \
  https://www.googleapis.com/fitness/v1/users/me/dataSources

データの追加

Android

上で作成したソースにデータを追加するには、このデータソースのデータポイントを作成します。これは、History API を使用して挿入できます。

val bloodGlucose = DataPoint.builder(bloodGlucoseSource)
    .setTimestamp(timestamp, TimeUnit.MILLISECONDS)
    .setField(FIELD_BLOOD_GLUCOSE_LEVEL, 5.0f) // 90 mg/dL
    .setField(FIELD_TEMPORAL_RELATION_TO_MEAL, FIELD_TEMPORAL_RELATION_TO_MEAL_BEFORE_MEAL)
    .setField(FIELD_MEAL_TYPE, MEAL_TYPE_BREAKFAST)
    .setField(FIELD_TEMPORAL_RELATION_TO_SLEEP, TEMPORAL_RELATION_TO_SLEEP_ON_WAKING)
    .setField(FIELD_BLOOD_GLUCOSE_SPECIMEN_SOURCE, BLOOD_GLUCOSE_SPECIMEN_SOURCE_CAPILLARY_BLOOD)
    .build()

REST

この例では、上記で作成したデータソースを使用して血糖値データを追加する方法を示します。

HTTP メソッド

PATCH

リクエスト URL

https://www.googleapis.com/fitness/v1/users/me/dataSources/datasource.dataStreamId/datasets/1574159699023000000-1574159699023000000

リクエストの本文

わかりやすくするために、以下に示す JSON 本文には、アノテーション付きのアノテーションが付いており、健康フィールドの定数の使用法が示されます。Fit API は現在コメントをドロップしますが、JSON はコメントを正式にサポートしていないため、コードからコメントを削除することを強くおすすめします

{
  "minStartTimeNs": 1574159699023000000,
  "maxEndTimeNs": 1574159699023000000,
  "dataSourceId": "datasource.dataStreamId",
  "point": [
    {
      "startTimeNanos": 1574159699023000000,
      "endTimeNanos": 1574159699023000000,
      "dataTypeName": "com.google.blood_glucose",
      "value": [
        {
          // Blood glucose level, 90 mg/dL
          "fpVal": 5.0
        },
        {
          // FIELD_TEMPORAL_RELATION_TO_MEAL_BEFORE_MEAL
          "intVal": 3
        },
        {
          // MEAL_TYPE_BREAKFAST
          "intVal": 1
        },
        {
          // TEMPORAL_RELATION_TO_SLEEP_ON_WAKING
          "intVal": 3
        },
        {
          // BLOOD_GLUCOSE_SPECIMEN_SOURCE_CAPILLARY_BLOOD
          "intVal": 2
        }
      ]
    }
  ]
}

レスポンス

血糖値データが正常に追加された場合、レスポンスは 200 OK ステータス コードになります。レスポンスの本文には、追加された血糖値の JSON 表現が含まれます。

CURL コマンド

$ curl --header "Authorization: Bearer ya29.yourtokenvalue --request PATCH \
    --header "Content-Type: application/json;encoding=utf-8" --data @blood-glucose-data.json \
    https://www.googleapis.com/fitness/v1/users/me/dataSources/datasource.dataStreamId/datasets/1574159699023000000-1574159699023000000