ユーザー プロパティは、言語設定や地理的位置などのユーザーベースのセグメントを表現します。アナリティクスでは、一部のユーザー プロパティが自動的にログに記録されます。他のプロパティを収集したい場合は、プロジェクトごとに最大 25 個のユーザー プロパティを追加設定することができます。ユーザー プロパティの設定と登録の方法について詳しくは、カスタム ユーザー プロパティをご覧ください。
ユーザー プロパティを使用するとユーザー セグメントを拡張できますが、ユーザー プロパティのデータは、多くの場合、サーバーサイドでのみ利用できます。Measurement Protocol を使用すると、サーバーサイドのデータでクライアントサイドの測定を補強できます。これは通常、クライアントサイドのソリューションだけでは実現不可能です。
予約済みの名前
一部のユーザー プロパティ名は予約済みのため、測定では使用できません。
first_open_time
first_visit_time
last_deep_link_referrer
user_id
first_open_after_install
また、ユーザー プロパティ名の先頭を以下にすることはできません。
google_
ga_
firebase_
使用例
以下の例では、測定に追加するユーザー プロパティ(customer_tier
)が CRM に含まれています。customer_tier
は premium
または standard
に設定できます。レポートでこのユーザー プロパティを取得するための手順は、以下のとおりです。
まずは、クライアントで、CRM システムにアクセスできるサーバー API に対して、add_payment_info
イベントと呼び出しを送信します。
クライアント コード
次に、サーバーでは、Measurement Protocol を使って customer_tier
ユーザー プロパティで測定が強化されます。
サーバーコード
このユーザー プロパティでは、premium
と standard
の 2 種類のセグメントがレポートされます。
Measurement Protocol を使用してイベントを送信する方法について詳しくは、イベントの送信をご覧ください。