Google アナリティクス Measurement Protocol を使用すると、タグ設定や Firebase SDK で収集しているデータに加えて、オフライン データをウェブ ストリームまたはアプリ ストリームに送信できます。
このガイドでは、Google アナリティクス Measurement Protocol の一般的なユースケースとその要件について説明します。
要件の概要
この表では、ユースケースごとの要件を簡単に確認できます。以下のベスト プラクティスを念頭に置くようにしてください。
イベントとユーザー プロパティの
timestamp_microsには、デフォルトでリクエストの日時が使用されます。過去に発生したイベントまたはユーザー プロパティの変更を送信する場合、イベントの送信に関するガイドとユーザー プロパティに関するガイドの説明に従ってタイムスタンプをオーバーライドします。リアルタイムの正確なレポートやエンゲージメント指標を確認する場合は、先行するイベントからのミリ秒単位の経過時間を
engagement_time_msecイベント パラメータに設定したものを含めてください。
| ユースケース | セッション ID | リクエストの日時の要件 | timestamp_micros の要件 |
|---|---|---|---|
| User-ID をイベントに割り当てる | 必須 | セッションが開始した営業日の終了まで | セッションの開始からセッションの終了まで |
| セッション アトリビューション | 必須 | セッションの開始から 24 時間後まで | セッションの開始からセッションの終了まで |
| イベントを広告プラットフォームにエクスポートする | 不要 | 最後のセッションが発生した日から 63 日後まで | リクエストの日時から 72 時間前以降、リクエストの日時まで |
| オーディエンスを作成する目的で、イベントまたはユーザー プロパティを送信する | 不要 | ウェブ: 直近のオンライン イベントの日時から 30 日後まで アプリ: 直近のオンライン イベントの日時から 42 日後まで |
リクエストの日時から 72 時間前以降、リクエストの日時まで |
User-ID をイベントに割り当てる
Measurement Protocol を使用して、オンライン イベントまたはオフライン イベントに User-IDを指定します。
イベントに User-ID を追加するユースケースの例を次に示します。
オンライン測定では、オンライン イベントの User-ID を検索するために必要な情報が不足していますが、オンライン セッションと User-ID を関連付けることができるイベント処理パイプラインがあります。
このシナリオでは、Measurement Protocol を使用して、オンライン イベントに User-ID を指定します。
Measurement Protocol で送信するイベントの User-ID はありませんが、セッション中にユーザーがオンラインでログインした場合は、それらのイベントを User-ID に関連付けたいと考えています。
このシナリオでは、オンライン イベントを使用して、Measurement Protocol イベントに User-ID を指定します。
イベントに User-ID を追加するための要件は次のとおりです。
- イベントのパラメータ リストに
session_idを含めます。 - オンライン セッションと同じ営業日に Measurement Protocol イベントを送信します。
timestamp_microsをオーバーライドする場合は、オンライン セッションの開始時刻と終了時刻の間のタイムスタンプに設定します。- オンライン イベントに User-ID を指定することが目的の場合は、リクエストで
user_idを設定します。 - 各 Measurement Protocol イベントに、対応するオンライン セッションの User-ID を指定することが目的の場合は、
user_idを設定する必要はありません。
セッション アトリビューション
特定の要件を満たす Measurement Protocol イベントは、同じセッションのオンライン イベントと同じセッション属性(地域情報、参照元、メディア、キャンペーンなど)でレポートに表示されます。
セッション アトリビューションの要件は次のとおりです。
- イベントのパラメータ リストに
session_idを含めます。 オンライン セッションの開始から 24 時間以内にリクエストを送信します。
たとえば、プロパティのタイムゾーンで月曜日の午前 11 時 15 分にセッションが開始された場合は、火曜日の午前 11 時 15 分までにリクエストを送信します。
timestamp_microsをオーバーライドする場合は、オンライン セッションの開始時刻と終了時刻の間のタイムスタンプに設定します。
イベントを広告プラットフォームにエクスポートする
Google アナリティクスでは、Measurement Protocol を使用して送信したイベントが、Google 広告や Campaign Manager 360 などのリンクされた広告プロダクトへのエクスポートに含まれます。
この機能が役立つ一般的なシナリオをいくつかご紹介します。
- 広告のアトリビューションとレポートに含めたいオフライン イベントがある。
- タグ設定や Firebase SDK では利用できないシステムに追加のイベントがあるが、それらのイベントをリンクされたプロダクトに含めたい。
イベントを広告プラットフォームにエクスポートするための要件は次のとおりです。
キーイベントのアトリビューション期間が 63 日を超えている場合でも、直近のオンライン イベントから 63 日以内にリクエストを送信します。また、イベントはキーイベントのアトリビューション期間内に到着する必要があります。アトリビューション期間の設定方法をご覧ください。
たとえば、
client_idまたはapp_instance_idの直近のオンライン イベントが 3 月 1 日に発生した場合は、5 月 3 日までに Measurement Protocol イベントを送信します。timestamp_microsをオーバーライドする場合は、過去 72 時間以内のタイムスタンプに設定します。
オーディエンスを作成する目的で、イベントまたはユーザー プロパティを送信する
Measurement Protocol を使用して送信されたイベントとユーザー プロパティは、 オーディエンス条件の評価に含まれます(いくつかの要件を満たしている場合)。
オーディエンスを作成する目的で、イベントまたはユーザー プロパティを送信するための要件は次のとおりです。
同じ
client_idの直近のオンライン イベントから 30 日以内に、ウェブ ストリームにリクエストを送信します。たとえば、
client_idの直近のオンライン イベントが 3 月 1 日に発生した場合は、3 月 31 日までに Measurement Protocol イベントを送信します。同じ
app_instance_idの直近のオンライン イベントから 42 日以内に、アプリ ストリームにリクエストを送信します。たとえば、
app_instance_idの直近のオンライン イベントが 3 月 1 日に発生した場合は、4 月 12 日までに Measurement Protocol イベントを送信します。timestamp_microsをオーバーライドする場合は、過去 72 時間以内のタイムスタンプに設定します。