特定のラベルやフィールド値を持つファイルを検索する

このページでは、特定のラベルまたはフィールド値が適用されたファイルを検索する方法について説明します。

ラベル フィールドの種類

Google ドライブのラベルフィールドは厳密な型付けがされており、各型は異なるインデックスと検索セマンティクスをサポートしています。次の表に、使用可能なデータ型を示します。

検索の例

1. ラベルまたはフィールドの有無に基づいて検索する

特定のラベルが適用されている（または適用されていない）アイテムを検索できます。

• 'labels/contract' in labels
• not 'labels/contract' in labels

特定のフィールドが設定されている（または設定されていない）アイテムを検索することもできます。

• labels/contract.comment IS NOT NULL
• labels/contract.comment IS NULL

2. 単一値フィールドに基づく検索

期待されるフィールド値と一致する検索クエリを作成できます。次の表に、有効なフィールドクエリを示します。

3. 複数値フィールドを含むフィールドに基づいて検索する（ListOptions.max_entries > 1 など）

複数の値をサポートするフィールドは、IN 演算子を使用してのみクエリできます。

• 'EMAIL_ADDRESS' IN labels/project.project_leads
• NOT 'EMAIL_ADDRESS' IN labels/project.project_leads

例

次のコードサンプルは、1 つ以上の labelId を使用して、ドライブのファイル リソースから特定のラベルまたはフィールド値を持つすべてのファイルを一覧表示する方法を示しています。また、files.list メソッドも使用します。リクエストの本文は空にする必要があります。

レスポンスに labelInfo を含める場合は、以下も指定する必要があります。

• includeLabels（ID のカンマ区切りのリスト）。

• fields パラメータの labelInfo: labelInfo を includeLabels 内に返すことを指定します。

成功した場合、レスポンスの本文にファイルのリストが含まれます。

List<File> fileList = driveService.files().list().setIncludeLabels("LABEL_1_ID,LABEL_2_ID").setFields("items(labelInfo, id)").setQ("'labels/LABEL_1_ID' in labels and 'labels/LABEL_2_ID' in labels").execute().getItems();

file_list = drive_service.files().list(includeLabels="LABEL_1_ID,LABEL_2_ID", q="'labels/LABEL_1_ID' in labels and 'labels/LABEL_2_ID' in labels", fields="items(labelInfo, id)").execute();

/**
* Search for Drive files with specific labels
* @return{obj} file list with labelInfo
**/
async function searchForFileWithLabels() {
  // Get credentials and build service
  // TODO (developer) - Use appropriate auth mechanism for your app

  const {GoogleAuth} = require('google-auth-library');
  const {google} = require('googleapis');

  const auth = new GoogleAuth({scopes: 'https://www.googleapis.com/auth/drive'});
  const service = google.drive({version: 'v3', auth});
  try {
    const fileList = await service.files.list({
      includeLabels: 'LABEL_1_ID,LABEL_2_ID',
      q: '\'labels/LABEL_1_ID\' in labels and \'labels/LABEL_2_ID\' in labels',
      fields:'files(labelInfo, id)',
    });
    return file;
  } catch (err) {
    // TODO (developer) - Handle error
    throw err;
  }

次のように置き換えます。

• LABEL_1_ID: 返されるラベルの最初の labelId。
• LABEL_2_ID: 返すラベルの 2 番目の labelId。