WWF HydroSHEDS Flow Accumulation, 30 Arc-Seconds

HydroSHEDS は、リージョン規模とグローバル規模のアプリケーション向けに、一貫した形式で水文情報を提供するマッピング プロダクトです。河川網、分水界、排水方向、流量の累積など、さまざまなスケールの地理参照データセット（ベクターとラスター）のスイートを提供します。HydroSHEDS は、NASA の Shuttle Radar Topography Mission（SRTM）が 2000 年に取得した標高データに基づいています。

このフロー蓄積データセットは、各セルに流れ込む上流の面積（セル数）を定義します。排水方向レイヤは、どのセルがターゲット セルに流れ込むかを定義するために使用されます。累積セル数は、上流の集水域の大きさを表す指標です。ただし、HydroSHEDS データセットのセルサイズは緯度に依存するため、セル累積値を平方キロメートルの排水面積に直接変換することはできません。値は、地形の最高点（川の源流）の 1 から、大河の河口の非常に大きな数（数百万個のセル）まであります。

このデータセットの解像度は 30 秒角です。30 秒角で利用可能なデータセットは、水文条件付き DEM、排水（フロー）方向、フロー蓄積です。

60 度以上の北緯の地域では、基盤となる SRTM 標高データがないため、HydroSHEDS データの品質は大幅に低下します。そのため、粗い解像度の DEM（USGS 提供の HYDRO1k）が使用されました。

HydroSHEDS は、世界自然保護基金（WWF）の保全科学プログラムが、米国地質調査所、国際熱帯農業センター、The Nature Conservancy、ドイツのカッセル大学の環境システム研究センターと提携して開発しました。