Google アナリティクスの Real Time Reporting API は新機能の追加と 以前のバージョンで見つかった不具合の修正のため定期的に更新 されています。ほとんどの場合、API 開発者はこれらの変更内容を意識する必要はありませんが、場合によっては既存のアプリケーションの修正が必要になることもあります。
このページには、アプリケーションに影響を与える可能性がある Google アナリティクスの Real Time Reporting API の変更点が記載されています。API 開発者の方は、このページで新たな変更内容を定期的に確認することをおすすめします。以下の購読セクションのフィードから、変更通知を受け取るように登録することも可能です。
変更履歴の購読
Collection API、Configuration API、Reporting API に関する情報がすべて含まれています。
Core Reporting API、Multi-Channel Funnels Reporting API、Real Time Reporting API に関する情報が含まれています。
リリース 2017-11-29(2017 年 11 月 29 日)
今回のリリースでは、Analytic Realtime API の割り当てと制限への変更を導入しました。
今までアナリティクス Real Time Reporting API の呼び出しは、他のアナリティクス API の呼び出しと同等に、ビュー(旧プロファイル)あたり 1 日 10,000 回の呼び出し制限数にカウントされていました。今回、アナリティクス Real Time Reporting API の呼び出しは別にカウントされるようにしました。つまり、Real Time Reporting API でビュー(旧プロファイル)あたりの 1 日の呼び出し数が 10,000 件に達した場合でも、他のアナリティクス API であれば、それとは別に 1 日あたり 10,000 件の上限まで呼び出しを行うことができます。詳しくは、制限と割り当てのページをご覧ください。
この変更により、きめ細かく安全な割り当て管理が可能となりました。Real Time Reporting API を使って呼び出しを頻繁に行う場合でも、プロファイルあたりの 1 日の上限により、他のアナリティクス API の呼び出しが誤ってブロックされることがありません。
リリース 2015-02-12(2015 年 2 月 12 日)
今回のリリースで次のバグを修正しました。
- 今回のリリースでは、Real Time Reporting API クエリでフィルタリングの制約が適用される問題を修正しました。
rt:activeUsers
でリクエストを行い、イベントレベルのディメンションにフィルタを設定すると、badRequest
を理由とするエラーが発生し、OR operator not supported for a hit level filter
で始まるメッセージが返されていました。クエリの制約について詳しくは、Real Time Reporting API デベロッパー ガイドをご覧ください。
リリース 2014-10-01(2014 年 10 月 1 日)
今回のリリースには新しいディメンションが含まれています。定義の完全なリストについては、ディメンションと指標のリファレンスをご覧ください。
時間
- ディメンション -
rt:minutesAgo
- 何分前にヒットが発生したかを示す数値。
リリース 2014-04-16(2014 年 4 月 16 日)
今回のリリースには、ディメンションと指標の名前の変更も含まれます。定義の完全なリストについては、ディメンションと指標のリファレンスをご覧ください。
ディメンションと指標の名前の変更
次のディメンションと指標の名前を変更しました。データ名の変更について詳しくは、データのサポート終了に関するポリシーをご覧ください。
ユーザー
- ディメンション -
rt:visitorType
- 代わりにrt:userType
を使用します。 - 指標 -
rt:activeVisitors
- 代わりにrt:activeUsers
を使用します。
リリース 2014-03(2014 年 3 月 20 日)
ga:
接頭辞のサポート終了
ga:
接頭辞は、すべてのリアルタイム ディメンションと指標でサポートが終了し、新しい rt:
接頭辞に変わりました。ga:
接頭辞を使用する API リクエストは、6 か月間有効で、その後はエラーが返されます。
新しいディメンションと指標
今回のアップデートでは、Real Time Reporting API に新しいディメンションと指標を追加しました。完全なリストについてはディメンションと指標のリファレンスをご覧ください。
イベント トラッキング
- ディメンション -
rt:eventAction
- イベントのアクション。 - ディメンション -
rt:eventCategory
- イベントのカテゴリ。 - ディメンション -
rt:eventLabel
- イベントのラベル。 - ディメンション -
rt:totalEvents
- すべてのカテゴリにおけるプロファイルのイベント合計数。
目標のトラッキング
- ディメンション -
rt:goalId
- 目標 ID に対応する文字列。 - 指標 -
rt:goalXXValue
- リクエストされた目標番号の合計数値。XX には 1 から 20 までの数字が入ります。 - 指標 -
rt:goalValueAll
- プロフィールに定義されたすべての目標の合計数値。 - 指標 -
rt:goalXXCompletions
- リクエストされた目標番号の合計完了数。XX には 1 から 20 までの数字が入ります。 - 指標 -
rt:goalCompletionsAll
- プロファイルで定義されたすべての目標の完了合計数。
ページ トラッキング
- 指標 -
rt:pageViews
- ページビューの合計数。
アプリ トラッキング
- 指標 -
rt:screenViews
- スクリーン ビューの合計数。
リリース 2013-08(2013 年 8 月 1 日)
これは、Real Time Reporting API の限定ベータ版の初回リリースです。
- Real Time Reporting API を使うと、プロパティで発生しているアクティビティについて、リアルタイムでレポートできます。Real Time Reporting API を使ってディメンションと指標のクエリを行うことで、顧客対応のウィジェットやマイレポートを作成することができます。詳しくは、Real Time Reporting API の概要をご覧ください。