Google ドライブは、AI エージェントが Google ドライブのデータを安全に操作できるようにするリモート Model Context Protocol(MCP)サーバーを提供します。Google ドライブ MCP サーバーを構成すると、Gemini CLI、Claude、IDE などの AI アプリケーションで Google ドライブのアクションを実行できるようになります。
Google ドライブ MCP サーバーは、AI エージェントが次のことを行うための標準化された方法を提供します。
- データの読み取り: ファイルの検索、メタデータの取得、ファイル コンテンツの読み取りを行います。
- 実践: ファイルを作成し、コンテンツをダウンロードします。
- セキュリティを尊重する: ユーザーと同じ権限とデータガバナンス制御を継承します。
前提条件
Google Cloud プロジェクト プロジェクトを作成するには、プロジェクトを作成するをご覧ください。
Gemini CLI などの MCP クライアント。
このページにあるコマンドを実行するには、次の手順に沿ってローカル開発環境で gcloud CLI を設定します。
- Google Cloud CLI をインストールします。すでに gcloud CLI をインストールしている場合は、
gcloud components updateを実行して、最新バージョンがインストールされていることを確認してください。 - 外部 ID プロバイダ(IdP)を使用している場合は、フェデレーション ID を使用して gcloud CLI にログインします。詳細については、フェデレーション ID を使用して gcloud CLI にログインするをご覧ください。
- gcloud CLI を初期化します。
- Google Cloud CLI をインストールします。すでに gcloud CLI をインストールしている場合は、
Google ドライブ MCP サーバーを構成する
Google ドライブ MCP サーバーを使用するには、Google Cloud プロジェクトで有効にしてから、接続するように MCP クライアントを構成する必要があります。
API を有効にする
Google ドライブ MCP サーバーを使用するには、Google Cloud プロジェクトで次の API を有効にする必要があります。
Google Drive API
CLI
gcloud services enable drive.googleapis.com --project=PROJECT_ID
PROJECT_ID を実際の Google Cloud プロジェクト ID に置き換えます。
Console
Google Cloud コンソールで API を有効にします。
MCP サービスを有効にする
Google ドライブの MCP コンポーネントを有効にするには、Google Cloud プロジェクトで次のサービスを有効にする必要があります。
Google Drive MCP API
CLI
gcloud services enable drivemcp.googleapis.com --project=PROJECT_ID
PROJECT_ID を実際の Google Cloud プロジェクト ID に置き換えます。
Console
Google Cloud コンソールで MCP サービスを有効にします。
OAuth 同意画面を設定する
Google ドライブ MCP サーバーは、認証と認可に OAuth 2.0 を使用します。OAuth クライアント ID を作成する前に、OAuth 同意画面を構成する必要があります。
Google Cloud コンソールで、[Google Auth Platform] > [ブランディング] に移動します。
Google Auth Platform をすでに構成している場合は、[ブランディング]、[対象]、[データアクセス] で次の OAuth 同意画面の設定を構成できます。「Google Auth Platform not configured yet」というメッセージが表示された場合は、[使ってみる] をクリックします。
- [アプリ情報] の [アプリ名] に「
Drive MCP Server」と入力します。 - [ユーザー サポートメール] で、メールアドレスまたは適切な Google グループを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [対象] で [内部] を選択します。[内部] を選択できない場合は、[外部] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [連絡先情報] で、プロジェクトに対する変更の通知を受け取るメールアドレスを入力します。
- [次へ] をクリックします。
- [完了] で、Google API サービスのユーザーデータに関するポリシーを確認し、同意する場合は [Google API サービス: ユーザーデータに関するポリシーに同意します] を選択します。
- [続行] をクリックします。
- [作成] をクリックします。
- ユーザータイプとして [外部] を選択した場合は、テストユーザーを追加します。
- [対象] をクリックします。
- [テストユーザー] で [ユーザーを追加] をクリックします。
- メールアドレスと他の承認済みテストユーザーを入力し、[保存] をクリックします。
- [アプリ情報] の [アプリ名] に「
[データアクセス] > [スコープの追加または削除] をクリックします。パネルが表示され、Google Cloud プロジェクトで有効にした各 API のスコープのリストが表示されます。
[スコープの手動追加] で、Google ドライブ MCP サーバーのスコープを貼り付けます。
https://www.googleapis.com/auth/drive.readonlyhttps://www.googleapis.com/auth/drive.file
[テーブルに追加] をクリックします。
[更新] をクリックします。
アプリに必要なスコープを選択したら、[データアクセス] ページで [保存] をクリックします。
MCP クライアントを構成する
Google ドライブのリモート MCP サーバーを MCP クライアントに追加するには、クライアントの手順に沿って操作します。
Gemini CLI
Google ドライブのリモート MCP サーバーを Gemini CLI に追加するには、サーバー構成を settings.json ファイルに追加します。
OAuth 2.0 クライアント ID とシークレットを作成します。
Google Cloud コンソールで、[Google Auth Platform] > [クライアント] > [クライアントの作成] に移動します。
アプリケーションの種類として [デスクトップ アプリ] を選択します。
名前を入力します。
[作成] をクリックして、クライアント ID とクライアント シークレットをコピーします。
構成ファイル
~/.gemini/settings.jsonを開くか、作成します。mcpServers構成をsettings.jsonに追加します。{ "mcpServers": { "drive": { "httpUrl": "https://drivemcp.googleapis.com/mcp/v1", "oauth": { "enabled": true, "clientId": "OAUTH_CLIENT_ID", "clientSecret": "OAUTH_CLIENT_SECRET", "scopes": [ "https://www.googleapis.com/auth/drive.readonly", "https://www.googleapis.com/auth/drive.file" ] } } } }次のように置き換えます。
OAUTH_CLIENT_ID: 作成したクライアント ID。OAUTH_CLIENT_SECRET: 作成したクライアント シークレット。
settings.json割引されます。Gemini CLI を起動します。
geminiGemini CLI で、次のコマンドを実行して MCP サーバーで認証します。
/mcp auth drive- プロンプトが表示されたら、
1を押してブラウザで認証ページを開きます。SSH 経由で作業している場合は、CLI の手順に沿って操作します。 - Google アカウントにログインします。
- リクエストされた OAuth スコープを確認し、[許可] をクリックします。
- 認証が成功したことを確認するメッセージが表示されます。
- プロンプトが表示されたら、
Gemini CLI で
/mcp listを実行して、構成済みの MCP サーバーとそのツールを表示します。レスポンスは次の例のようになります。
🟢 drive - Ready (7 tools) Tools: - create_file - download_file_content - get_file_metadata - get_file_permissions - list_recent_files - read_file_content - search_files
リモート MCP サーバーを Gemini CLI で使用する準備が整いました。
Claude
Claude.ai または Claude Desktop で Google ドライブのリモート MCP サーバーを使用するには、Claude Enterprise、Pro、Max、または Team プランが必要です。
Google ドライブのリモート MCP サーバーを Claude に追加するには、OAuth クライアント ID とシークレットを使用してカスタム コネクタを構成します。
OAuth 2.0 クライアント ID とシークレットを作成します。
Google Cloud コンソールで、[Google Auth Platform] > [クライアント] > [クライアントの作成] に移動します。
アプリケーションの種類として [ウェブ アプリケーション] を選択します。
名前を入力します。
[承認済みのリダイレクト URI] セクションで、[+ URI を追加] をクリックし、[URI] フィールドに
https://claude.ai/api/mcp/auth_callbackを追加します。[作成] をクリックして、クライアント ID とクライアント シークレットをコピーします。
Claude で MCP サーバーを構成します。
- Claude.ai または Claude Desktop で、[設定](または [管理者設定])> [コネクタ] に移動します。
- [カスタム コネクタを追加] をクリックします。
- Google ドライブ プロダクトの接続の詳細を入力します。
- サーバー名:
Google Drive。 - リモート MCP サーバーの URL:
https://drivemcp.googleapis.com/mcp/v1
- サーバー名:
- [詳細設定] で、OAuth クライアント ID と OAuth クライアント シークレットを入力します。
- [追加] をクリックします。
その他
多くの AI アプリケーションには、リモート MCP サーバーに接続する方法があります。通常は、サーバー名、エンドポイント、トランスポート プロトコル、認証方法などのサーバーの詳細情報を入力する必要があります。Google ドライブ リモート MCP サーバーの場合は、次のように入力します。
サーバー名:
driveサーバーの URL:
https://drivemcp.googleapis.com/mcp/v1トランスポート: HTTP
認証: Google ドライブのリモート MCP サーバーは OAuth 2.0 を使用します。詳細については、認証と認可についてをご覧ください。
さまざまなタイプのクライアントの接続の詳細については、AI アプリケーションで MCP を構成するをご覧ください。
Google ドライブの MCP サーバーをテストする
MCP クライアントを構成したら、テスト プロンプトを実行して接続を確認できます。
MCP クライアントに次の質問をしてみます。
「ファイル「マーケティング プラン」を要約して。」
クライアントは
drive.search_filesを呼び出して「マーケティング プラン」を見つけ、drive.read_file_contentを使用してコンテンツを取得して要約します。
ツールが正常に実行され、関連するレスポンスを受け取った場合は、Google ドライブ MCP サーバーが正しく構成されています。
トラブルシューティング
MCP サーバーへの接続で問題が発生した場合は、OAuth ログでエラーを確認できます。管理者に セキュリティ調査ツールで OAuth のログイベントを確認してもらってください。
ツールのリファレンス
Google ドライブ MCP サーバーでは次のツールを使用できます。
create_filedownload_file_contentget_file_metadataget_file_permissionslist_recent_filesread_file_contentsearch_files
セキュリティに関する重要な考慮事項: 間接プロンプト インジェクション
言語モデルを信頼できないデータに公開すると、間接的なプロンプト インジェクション攻撃のリスクがあります。Gemini CLI などの MCP クライアントは、Google ドライブ MCP サーバーを介して強力なツールと API にアクセスできるため、Google アカウントのデータの読み取り、変更、削除を行うことができます。
これらのリスクを軽減するには、次のベスト プラクティスに従ってください。
- 信頼できるツールのみを使用します。Google ドライブ MCP サーバーを信頼できないアプリケーションや未確認のアプリケーションに接続しないでください。
- 信頼できない入力には注意してください。MCP クライアントに、未確認のソースからのドキュメントやその他のリソースの処理を依頼しないでください。これらの入力には、セッションをハイジャックして攻撃者がデータを変更、窃取、削除できるようにする隠し命令が含まれている可能性があります。
- すべてのアクションを確認します。AI クライアントがユーザーに代わって実行したアクションを常に慎重に確認し、それらが正しく、ユーザーの意図と一致していることを確認してください。