Data Transfer v2.0 は未加工のレポートデータを提供します。これにより、標準レポートを超える分析が可能になります。Google マーケティング プラットフォームがレポートデータを処理する際、その一部が Data Transfer のフラグが付けられます。プロセスが完了すると、Google Cloud Storage(GCS)で Data Transfer ファイルを使用できるようになります。Data Transfer を最大限に活用するには、大きなファイルの抽出、変換、読み込み、データベースの管理、スクリプトの実装を行う必要があります。
提供
-
インプレッション ファイルとクリック ファイルは 1 日に 24 回配信されます(1 時間に 1 回ずつ)。 処理にかかる時間はファイルによって異なるため、ファイルの順序が正しく表示されないことがあります。アクティビティ ファイルは毎日配信されます。
-
マッチテーブル ファイルと Floodlight アクティビティ ファイルは毎日配信されます。
-
アクティビティ ファイルとマッチテーブル ファイルの処理は、設定したレポートのタイムゾーンで午前 0 時に開始され、ファイルは完了次第配信されます。
-
ファイルは 60 日間 Google Cloud Storage に保存されます。60 日経過すると、ファイルは削除されます。
内容
-
Data Transfer ファイルは、インプレッション、クリック、リッチメディア、Floodlight のアクティビティ データをログレベルの形式で提供します。マッチテーブル ファイルを使用すると、堅牢なデータを提供しつつ、個々のファイルサイズを縮小できます。Data Transfer 2.0 のフィールドの一覧をご覧ください。
-
ディスプレイ &ビデオ 360 ユーザーは、Data Transfer レポートにディスプレイ &ビデオ 360 のフィールドを追加できます。これらのフィールドは、通常の DCM データ転送ファイルに追加されます。
-
Data Transfer ファイルとマッチテーブル ファイルはすべてカンマ区切りで、UTF-8 エンコードに対応しています。
形式
-
カンマ区切り: マッチテーブル ファイルを含むすべての Data Transfer 2.0 ファイルの区切りには、カンマ(
,
)を使用します。 -
引用符で囲まれた特殊文字: 特殊文字を含むフィールドの内容は、引用符(
"
)で囲まれています。 -
UTF-8 エンコード: Data Transfer ファイルとマッチテーブル ファイルはすべて、UTF-8 エンコードをサポートしています。