Lighthouse はオープンソースの自動化されたツールでウェブアプリの品質向上に役立ちます。 このツールは Chrome 拡張機能として実行するか、コマンドラインから実行できます。 Lighthouse に監査したい URL を指定して実行すると、ページに対する集中的なテストを実行してパフォーマンスに関するレポートを生成できます。 今後は弱点を検出するテストを利用して、アプリの品質改善の指針を得られるようになります。
注: Lighthouse は現在、ホーム画面への追加やオフライン サポートをはじめとする Progressive Web App 機能に重点をおいています。また一方で、このプロジェクトの包括的な目標は、ウェブアプリ品質のあらゆる側面を網羅した、エンドツーエンドの監査を提供することです。
使ってみる
Lighthouse を実行するには 2 つの方法があります。Chrome 拡張機能として実行する方法と、コマンドライン ツールとして実行する方法です。 Chrome 拡張機能では、よりユーザー フレンドリーなインターフェースでレポートを確認できます。 コマンドライン ツールとして実行した場合は、Lighthouse を統合システムの一部として使うことができます。
Chrome 拡張機能
Google Chrome 52 以降をダウンロードします。
Lighthouse Chrome 拡張機能をインストールします。
監査するページに移動します。
Chrome ツールバーの Lighthouse アイコン()をクリックします。
ツールバーにアイコンが見当たらないときは、Chrome のメインメニューに隠れている場合があります。
アイコンをクリックすると、メニューが表示されます。
監査のサブセットのみを実行する場合は、[Options] ボタンをクリックして必要のない監査を無効にします。 変更を確定するには、スクロール ダウンして [OK] を押します。
[Generate report] ボタンをクリックすると、現在開いているページに対して Lighthouse のテストが実行されます。
監査が終了すると Lighthouse で新しいタブが開き、ページのテスト結果のレポートが表示されます。
コマンドライン ツール
Node のバージョン 5 以降をインストールします。
Lighthouse をグローバル Node モジュールとしてインストールします。
npm install -g lighthouse
ページに対して Lighthouse の監査を実行します。
lighthouse https://airhorner.com/
--help
フラグを使うと、利用可能な入力オプションと出力オプションを確認できます。
lighthouse --help
プロジェクトへの貢献
Lighthouse はオープンソースであるため、プロジェクトへの貢献をお待ちしています。レポジトリの [Issues] トラッカーでは、修正可能なバグや、作成または改良できる監査を調べることができます。また、この Issues トラッカーでは監査の指標や新しいアイデアに関する意見交換をしたり、Lighthouse に関するさまざまな内容を話し合うことができます。