このルールは、サーバーの応答時間が 200 ミリ秒以上であることを PageSpeed Insights が検出した場合にトリガーされます。
概要
サーバーの応答時間は、ページのレンダリングを開始するために必要な HTML をサーバーから読み込むのにかかる時間を測定したもので、Google とサーバーの間のネットワーク遅延が差し引かれます。測定を実行するたびに差異がありますが、違いはそれほど大きくはなりません。サーバーの応答時間が大きく変動する場合は、根底にパフォーマンスの問題がある可能性があります。
推奨される解決方法
サーバーの応答時間は 200 ミリ秒以下に抑える必要があります。 サーバーの応答が遅くなる要因としては、さまざまな理由が考えられます。たとえば、速度の遅いアプリケーション ロジック、遅いデータベース クエリ、遅いルーティング、フレームワーク、ライブラリ、リソースによる CPU の消費、メモリ不足などです。サーバーの応答時間を改善するには、こうした要因をすべて検討する必要があります。 サーバーの応答時間がなぜ遅いのかを解明するには、まず測定を行います。次に、データを参照しながら、問題の対処方法に関する適切なガイドを確認します。問題が解決した後もサーバーの応答時間を継続的に測定して、パフォーマンスのボトルネックが発生したら対応する必要があります。
- 既存のパフォーマンスやデータを収集して調査します。データがない場合は、自動的なウェブ アプリケーション監視ソリューション使用したり(ほとんどのプラットフォームではホストされたオープンソース版が提供されています)、カスタムの計測プログラムを追加したりしてデータを集めます。
- パフォーマンス上の大きなボトルネックを特定して修正します。一般的なウェブ フレームワークやコンテンツ管理プラットフォームをお使いの場合は、パフォーマンス最適化のおすすめの方法に関するドキュメントを確認してください。
- 今後のパフォーマンスの問題に備えて、監視と警戒を続けます。