Article
ニュース、ブログ、スポーツの記事ページに Article
構造化データを追加すると、Google 検索結果での表示を強化することができます。ページのコーディング方法に応じて、次の機能を利用できます。
- 構造化データを含む AMP: 構造化データを含む AMP ページは、トップニュース カルーセル、リッチリザルトのホスト カルーセル、映像ニュース、モバイル検索結果のリッチリザルト内に表示できます。これらの検索結果には、画像、ページのロゴ、その他の魅力的な検索結果機能を含めることができます。
- 構造化データを含む非 AMP ウェブページ: 非 AMP ページに
Article
構造化データを含めると、Google がウェブページの詳細を理解し、Article
リッチリザルトで記事の見出しテキスト、画像、および公開日を適切に表示できるようになります。
例
Article
構造化データを含む AMP ページの JSON-LD コードの例を次に示します。
<html amp> <head> <title>Article headline</title> <script type="application/ld+json"> { "@context": "https://schema.org", "@type": "NewsArticle", "mainEntityOfPage": { "@type": "WebPage", "@id": "https://google.com/article" }, "headline": "Article headline", "image": [ "https://example.com/photos/1x1/photo.jpg", "https://example.com/photos/4x3/photo.jpg", "https://example.com/photos/16x9/photo.jpg" ], "datePublished": "2015-02-05T08:00:00+08:00", "dateModified": "2015-02-05T09:20:00+08:00", "author": { "@type": "Person", "name": "John Doe", "url": "http://example.com/profile/johndoe123" }, "publisher": { "@type": "Organization", "name": "Google", "logo": { "@type": "ImageObject", "url": "https://google.com/logo.jpg" } } } </script> </head> <body> </body> </html>
Article
構造化データを含む非 AMP ページの例を以下に示します。
非 AMP ページには、AMP ページとは異なる推奨事項があります。
<html> <head> <title>Article headline</title> <script type="application/ld+json"> { "@context": "https://schema.org", "@type": "NewsArticle", "headline": "Article headline", "image": [ "https://example.com/photos/1x1/photo.jpg", "https://example.com/photos/4x3/photo.jpg", "https://example.com/photos/16x9/photo.jpg" ], "datePublished": "2015-02-05T08:00:00+08:00", "dateModified": "2015-02-05T09:20:00+08:00", "author": [{ "@type": "Person", "name": "Jane Doe", "url": "http://example.com/profile/janedoe123" },{ "@type": "Person", "name": "John Doe", "url": "http://example.com/profile/johndoe123" }] } </script> </head> <body> </body> </html>
実装
構造化データを含む AMP

構造化データを含む AMP ページは、検索結果のニュース カルーセルに表示できます。構造化データが含まれていない AMP ページは、Google 検索結果では通常の青色リンクとしてのみ表示できます。検索結果での AMP について詳しくは、Google 検索での AMP についてをご覧ください。
構造化データを含む AMP ページを作成するには:
- AMP プロジェクトの仕様に準拠します。
- 追加ページのガイドラインに従って、Google がページをクロールできるようにします。
- ページ上の記事について記述する構造化データ要素を追加します。
- リッチリザルト テストを使用して構造化データをテストします。
構造化データを含む非 AMP ページ

非 AMP ページに Article
構造化データを追加すると、Google が検索結果に表示する広告見出し、公開日、画像について適切に提案できます。
非 AMP 記事ページに構造化データを追加するには:
- ページ上の記事について記述する構造化データ要素をページに追加します。
- ガイドラインを確認して、Google がページをクロールできるようにします。
- リッチリザルト テストを使用して構造化データをテストします。
ガイドライン
構造化データが Google 検索結果に表示されるようにするには、下記のガイドラインを遵守する必要があります。
技術に関するガイドライン
- ウェブサイトのコンテンツを定期購入方式で提供している場合、またはコンテンツにアクセスするための登録をユーザーに要求している場合は、定期購入とペイウォール コンテンツ用の構造化データの追加を検討してください。
- 複数のページで構成されるコンテンツの場合は、
rel=canonical
が個々のページを指しているか、それとも(一連のページの最初のページではなく)「すべて表示」ページを指しているかを確認してください。正規化の詳細についてはこちらをご覧ください。
AMP ロゴ ガイドライン
すべての AMP ページ(AMP ストーリーを含む)のロゴには、以下のガイドラインが適用されます。
- ファイル形式は Google 画像検索でサポートされている必要があります。
- アニメーションを使用しないでください。
- ロゴのグラフィック部分を背景色に対して見やすくする必要があります。
一般的な AMP ページで使用するロゴには、以下のガイドラインが適用されます(AMP ストーリーには適用されません)。AMP ストーリーのロゴに関する要件は異なります。
- ロゴは正方形ではなく、長方形にする必要があります。
- ロゴは 60x600 ピクセルの長方形に収まるようにし、高さを 60 ピクセルちょうどにするか(推奨)、または幅を 600 ピクセルちょうどにする必要があります。たとえば、450x45 ピクセルは、600x60 ピクセルの長方形に収まりますが、許容されません。
- サイト運営者は、ブランドごとに 1 つのロゴのみを使用する必要があります。また、一般的な AMP ページ全体でロゴを統一する必要があります。
- 完全なワードマークまたは完全なロゴを使用し、アイコンは使用しないでください。
- 単語がベースになっているロゴの場合、テキストの高さは最大でも 48 ピクセルにして、高さが 60 ピクセルの画像の中心にテキストを配置する必要があります。余白を追加して、高さが 60 ピクセルになるようにします。
- 背景が無地のロゴの場合、グラフィックの周りに 6 ピクセル以上の余白を含める必要があります。
構造化データタイプの定義
次のセクションでは、Article
構造化データのプロパティ要件について説明します。AMP ページと非 AMP ページでは、プロパティの要件と推奨事項が異なります。
- AMP ページの場合: コンテンツがリッチリザルトとして表示されるようにするには、必須プロパティを含める必要があります。また、推奨プロパティを使用することでコンテンツに関する詳細情報を追加でき、ユーザー エクスペリエンスの向上につながります。
- 非 AMP ページの場合: Google がページを詳細に理解できるようにするには、非 AMP ページの推奨プロパティを含めます。
Article
オブジェクト
Article オブジェクトは、Article
、NewsArticle
、BlogPosting
のいずれかの schema.org タイプに基づいている必要があります。
AMP ページには以下のプロパティが適用されます。
必須プロパティ | |
---|---|
author |
記事の作成者。さまざまな記事の作成者を Google が正確に認識できるように、作成者のマークアップのベスト プラクティスを実践することをおすすめします。 複数の作成者が存在する場合は、配列で指定します。 "author": [{ "@type": "Person", "name": "Jane Doe", "url": "http://example.com/profile/janedoe123" },{ "@type": "Person", "name": "John Doe", "url": "http://example.com/profile/johndoe123" }] |
author.name |
著者の名前。 |
datePublished |
記事が最初に公開された日時(ISO 8601 形式)。 おすすめの方法:
|
headline |
記事の見出し。見出しは半角 110 文字(全角 55 文字)を超えないようにしてください。AMP ストーリーでは、見出しが AMP ストーリーの最初のカバーページのテキストと一致する必要があります。 |
image |
記事または AMP ストーリーを表す画像の URL。 検索結果の形式の違いにより、以下の画像に関するガイドラインは一般的な AMP ページにのみ適用されます(AMP ストーリーには適用されません)。AMP ストーリーの画像に関する要件は異なります。
次に例を示します。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "NewsArticle", "image": [ "https://example.com/photos/1x1/photo.jpg", "https://example.com/photos/4x3/photo.jpg", "https://example.com/photos/16x9/photo.jpg" ] } |
publisher |
記事のパブリッシャー。 |
publisher.logo |
パブリッシャーのロゴ。画像コンテンツについて詳しくは、AMP ロゴ ガイドラインをご覧ください。
例: { "@context": "https://schema.org", "@type": "NewsArticle", "publisher": { "@type": "Organization", "name": "Google", "logo": { "@type": "ImageObject", "url": "https://google.com/logo.jpg" } } }
{ "@context": "https://schema.org", "@type": "NewsArticle", "publisher": { "@type": "Organization", "name": "Google", "logo": "https://google.com/logo.jpg" } } |
publisher.name |
パブリッシャーの名前。 |
推奨プロパティ | |
---|---|
author.url |
記事の著者を一意に識別するウェブページへのリンク。作成者のソーシャル メディア ページ、個人紹介ページ、略歴ページなど。 |
dateModified |
記事が最後に変更された日時(ISO 8601 形式)。 |
mainEntityOfPage |
記事ページの正規 URL。記事ページの主要トピックの場合、mainEntityOfPage を指定します。 |
非 AMP ページには以下のプロパティが適用されます。
推奨プロパティ | |
---|---|
author |
記事の作成者。さまざまな記事の作成者を Google が正確に認識できるように、作成者のマークアップのベスト プラクティスを実践することをおすすめします。 |
author.name |
作成者の名前。 |
author.url |
記事の著者を一意に識別するウェブページへのリンク。作成者のソーシャル メディア ページ、個人紹介ページ、略歴ページなど。 |
dateModified |
記事が最後に変更された日時(ISO 8601 形式)。 |
datePublished |
記事が最初に公開された日時(ISO 8601 形式)。 |
headline |
記事の見出し。見出しは半角 110 文字(全角 55 文字)を超えないようにしてください。 |
image |
記事を表す画像の URL。記事に直接属するマークアップされた画像のみを指定する必要があります。画像の幅は 696 ピクセル以上にする必要があります。 画像に関するその他のガイドライン:
例: { "@context": "https://schema.org", "@type": "NewsArticle", "image": [ "https://example.com/photos/1x1/photo.jpg", "https://example.com/photos/4x3/photo.jpg", "https://example.com/photos/16x9/photo.jpg" ] } |
作成者のマークアップのベスト プラクティス
コンテンツの作成者をなるべく正しく認識、表示できるように、マークアップで作成者を指定する際に以下のベスト プラクティスに従うことをおすすめします。
作成者のマークアップのベスト プラクティス | |
---|---|
すべての作成者をマークアップに含める |
ウェブページ上で作成者として提示されているすべての作成者をマークアップに含めます。 |
複数の作成者を指定する |
複数の作成者を指定する場合は、 "author": [ {"name": "Willow Lane"}, {"name": "Regula Felix"} ]
次のように、同じ "author": { "name": "Willow Lane, Regula Felix" } |
その他のフィールドを使用する |
作成者を Google が正しく認識しやすくなるように、 たとえば、作成者が個人の場合は、その個人に関する詳細情報を提供する作成者のページにリンクできます。 "author": [ { "@type": "Person", "name": "Willow Lane", "url": "http://www.example.com/staff/willow_lane" } ] 作成者が組織の場合は、組織のホームページにリンクできます。 "author": [ { "@type":"Organization", "name": "Some News Agency", "url": "https://www.example.com/" } ] |
|
"author": [ { "name": "Echidna Jones", "honorificPrefix": "Dr", "jobTitle": "Editor in Chief" } ], "publisher": [ { "name": "Bugs Daily" } ] } |
適切な |
個人には |
作成者のマークアップに関するベスト プラクティスの適用例を次に示します。
"author": [ { "@type": "Person", "name": "Willow Lane", "jobTitle": "Journalist", "url":"https://www.example.com/staff/willow-lane" }, { "@type":"Person", "name": "Echidna Jones", "jobTitle": "Editor in Chief", "url":"https://www.example.com/staff/echidna-jones" } ], "publisher": { "name": "The Daily Bug", "url": "https://www.example.com" }, // + Other fields related to the article... }
トラブルシューティング
構造化データの実装またはデバッグで問題が発生した場合は、以下のリソースが参考になります。
- 構造化データにエラーがある可能性があります。構造化データエラーの一覧を確認してください。
- 構造化データへの手動による対策をページに対して実施すると、ページ上の構造化データが無視されるようになります(ただし、Google 検索結果にはページは引き続き表示されます)。構造化データの問題を修正するには、手動による対策レポートを使用します。
- ガイドラインを再度確認し、コンテンツがガイドラインを遵守していないことを確認します。
- リッチリザルトが見つからない場合またはリッチリザルトの合計数が不足している場合のトラブルシューティングをご覧ください。
- クロールとインデックス登録に関する一般的な質問については、Google 検索のクロールとインデックス登録に関するよくある質問をご覧ください。
- 質問は Google 検索セントラル オフィスアワーに投稿してください。
- Google 検索セントラル フォーラムでもご質問をお受けしています。