フィーチャーフォン用のクロールとインデックスが変わります

2016 年 11 月 30 日(水曜日)

フィーチャーフォン」のような機能が限定されたモバイル デバイスは、コンテンツの表示に特別なマークアップやトランスコーダーを必要とします。しかし、WAP や WML を使ってフィーチャーフォン対応のコンテンツを提供するウェブサイトはかなり減ってきています。Google ではこうした状況を鑑み、フィーチャーフォン向けコンテンツのクロール方法を以下のように変更しました(注: 今回の変更はスマートフォン向けコンテンツには影響しません)。

  1. フィーチャーフォン用 Googlebot の廃止: 今後は、フィーチャーフォン用のユーザー エージェントを検索のクロールに使用しないことになりました。
  2. 「handheld」リンク アノテーションを使用してフィーチャーフォン向けコンテンツを動的に配信: 一部のサイトでは、フィーチャーフォン向けのコンテンツを、ユーザーのユーザー エージェントに基づいて動的に配信しています。この設定が認識されるよう、次のようなフィーチャーフォン用の自己参照型代替 URL リンクを、パソコン向けやスマートフォン向けのページに追加していただくことになりました。

     <link rel="alternate" media="handheld" href="[current page URL]" />

    以前のガイダンスでは、vary: user-agent HTTP ヘッダーを使用する方法のみを紹介していましたが、今回の変更に合わせてフィーチャーフォン ページの作成に関するドキュメントを更新しました。お手数をおかけしますが、このリンク要素をサイトに追加していただきますようお願いいたします。Google がこのリンク要素を認識しユーザーにとって適切だと判断すれば、引き続きフィーチャーフォン用の URL が検索結果に表示されます。

  3. Search Console のフィーチャーフォン ツールを廃止: フィーチャーフォン用 Googlebot を廃止するということは、フィーチャーフォン用の特別なサイトマップ拡張機能、Fetch as Google のフィーチャーフォン オプション、フィーチャーフォン用のクロールエラーは必要なくなります。一方、サイトマップとその他のサイトマップ拡張機能(動画Google ニュースなど)、Search Consoleのその他の Fetch as Google オプションは引き続きサポートします。

今回の変更では、影響を最小限に留めることを心がけました。ほとんどのサイトはフィーチャーフォン向けのコンテンツを配信していないため、これらの変更の影響を受けるサイトは限られるはずです。一方、フィーチャーフォン向けコンテンツを配信しているサイトの運営者様におかれましては、世界中のユーザーがフィーチャーフォンでも引き続きコンテンツを快適に利用できるようご協力いただけますと幸いです。

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