Google Maps Platform ゲームサービス

Google Maps Platform ゲームサービスは、世界のさまざまなシーンを舞台にしたゲームを作成するための開発プラットフォームです。これらのシーンは Google マップの地理空間データを使用して構築され、Unity ゲームエンジンによってランタイム時にレンダリングされます。また、プログラムで手軽に地理データを利用できる優れた機能が用意されています。

このプラットフォームを使えば、現実世界の環境を再現した臨場感あふれるゲーム環境の構築が可能になります。プレーヤーの位置を示す高品質の基本地図は、建物や地形も重ねて表示されるほか、リアルな背景により深い没入感を味わうゲームプレイを実現するメタデータを備えています。さらに、スタイル設定、建物のテクスチャ、照明効果、物理的特性(衝突検出など)を追加して基本地図を拡張することもできます。

キャラクターは道に沿って歩いたり、追加する拡張機能に応じてさまざまな操作をしたりすることができます。Google が指定する(ゲームに適した条件に沿って選択した)ゲーム ロケーションに賞品やモンスターを配置し、プレーヤーはゲームの世界を操作しながら現実世界のさまざまな場所を移動し、賞品を獲得したり、モンスターとバトルを展開したりすることができます。

コンポーネント パーツ

Google Maps Platform ゲームサービスは、次の 2 つのコンポーネントで構成されています。

コンポーネント 説明
Maps SDK for Unity Google マップ データ用のクライアント SDK、Unity アセットのコレクション(マテリアル、スクリプト、プラグイン、サンプルシーンなど)。SDK は建物、道路、水域などの地図対象物をネイティブの Unity ゲーム オブジェクトに変換します。
Playable Locations API スポーン ポイントやゲーム オブジェクトの配置など、ゲームで使用するロケーション候補を提供します。

地図とロケーション データのカバー範囲

Google Maps Platform ゲームサービスで使用されるデータ(Maps SDK for Unity が現実世界のシーンを作成するために使用する地理空間データと、Playable Locations API が提供するプレイアブル ロケーション データ)は、これらの地域を除く世界全体をカバーしています。