クライアント側の強制スイッチ

Maps SDK for Unity には、クライアントの更新を選択的に行う強制スイッチ メカニズムがあります。このメカニズムは、リリース済みのクライアントが予期せず回復不能な状態に陥り、なんらかの問題が Google(大量のサーバー リクエストなど)またはエンドユーザー(大量のモバイルデータ使用量など)に生じた場合に対処できる設計になっています。

クライアントのテストで十分こと足りる場合もありますが、OS の更新やハードウェアの設定変更など想定外の状況が発生することもあるため、テストだけであらゆる状況に対応することは不可能です。Maps SDK for Unity では、問題が発生するとクライアント シグナルの範囲を確認して影響を受けているクライアントを正確にブロックします。シグナルには、パッケージ ID、バージョン、Maps SDK for Unity ビルド バージョン、OS ID、デバイスモデルの情報が含まれます。

クライアント側から見て、強制スイッチはいわゆるエラーハンドラのような役割をしています。 強制スイッチが使用されている場合、DetailedErrorCode は UnsupportedClientVersion に設定され、アプリケーションがユーザーにアップグレード パスを提供する必要があります。